唾液ローションは、風俗嬢がお客様にされたくない行為の中でも上位にランクインするNGプレイです。
どれほど嫌がられているかは、SNSを見てもよく分かります。
ローションを使うのが当たり前の世の中へ。そしてお店では女性に聞いてみてください🙇♀️
わざわざ唾つける下品かつ危険行為は不必要です。 pic.twitter.com/pLg6XMfJa9
— 光杏先生🍎全力性知識 (@Couanne_CC) September 29, 2024
唾は肛門より菌の数が多いし、唾ローションにはカンジダ菌、ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザウイルス、大腸菌…免疫力が低下していたら大きな病気につながる菌まみれです。
それを粘膜にねじ込むとか鬼畜の所業でしかないよ。
腎盂炎の原因は大腸菌やブドウ球菌だから唾マジやめろ。— 三井メイコ🔞 (@mitsui_meiko) September 28, 2024
唾液ローションは女の子にとってリスクの高い行為ですが、どれほど危険なのか分かっていないお客様って多いんです。
今回のコラムでは、風俗における嫌われプレイ『唾液ローション』について取り上げます。
唾液ローションはNG行為! その三大理由とは
唾液ローションとは、唾液を潤滑剤代わりに使うことを指します。
風俗店で男性客が

と手に唾をベッタリとつけて指マンしてきたこと、ありませんか?
これが唾液ローション(※)です。
[※註]唾(つば)ローションとも言います。
お客様は「女性器が痛くならないように」と、エチケットのつもりで(?)やっているのかもしれませんが、これはやっちゃダメな行為です。
なぜいけないのか、その理由を説明します。
唾液には細菌が多い
上で引用させていただいたXの投稿にもあるように、唾には意外にも細菌がいっぱい含まれています。
医療機関も下記のように警告しています。
大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。
歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いています。




こうした細菌は、下記のような性感染症の要因にもなり得るんです。
唾液が引き起こす性感染症
カンジダ膣炎
腟内が不衛生になることでガンジダ菌の繁殖力が上がり、発症する病気
細菌性膣炎
膣内に細菌が侵入することで、炎症が起きてしまう病気
膀胱炎
唾液によって膀胱に細菌が入り、粘膜に炎症が生じてしまう病気
唾液ローションが必ずしも性病を引き起こすわけではありませんが、可能性はかなり高くなります。
プレイ前にイソジンでうがいをしても、100パーセント殺菌できるわけではないのでやっちゃダメ。
特に、一日に複数の男性を相手にする風俗嬢はリスクが高まるのでNGです。
クンニでも唾が付くけど何が違う?

たまに、こんなことを言ってくる男性がいませんか。
確かにクンニでも膣に唾液がいっぱい付くので「だったらいいじゃん」となりがちですが、いけません。
クンニは大抵の場合、膣の表面をペロペロと舐めるだけですよね。
それに対して唾液ローション+指マンは、膣内に唾液をたっぷりと刷り込まれるのでリスクが格段に高まります。
しかも、ガシマンされて膣が傷付いたりしたら……性病レッドシグナル点灯です!

見た目が不潔で気持ち悪い
唾液に細菌がたくさん含まれているのは事実ですが、それを抜きに考えても他人の唾液なんて汚いし、気持ち悪いですよね。
口からダラ~っと垂れる唾を見るだけでも気持ち悪いのに、それをたっぷり塗りたくった手で指マンされるなんて私だったら生理的にムリです。

唾液はすぐに乾きやすい
唾液を「天然ローション」と呼ぶ人もいますが、すぐに乾いてしまうのが難点です。
だから、潤いを補うためにまたペッペして唾を重ね塗りしたりして……もう、悪夢の無限ループ!
そんなことをするより、素直に乾きぬくい市販のアイテムを使ってくださいって感じですね。
唾液ローションを回避するにはどうしたらいい?
市販の潤滑油やゼリーを使う
一番いいのは、市販されている潤滑ゼリーの使用を提案することです。
おすすめなのは「ウエトラ」や「リューブゼリー」などの潤滑剤。
ドラッグストアや大型の雑貨店に売っているので、簡単に入手できます。もしも買うのが恥ずかしいなら、通販で購入するというのもありでしょう。
ちなみに余談ですが……
「唾液ローション」という言い方をしていますが、厳密にはローションと潤滑材は別モノです。
ローション……体の表面に塗り、マッサージなどを楽しむアイテム。体内へ入れる用に作られていません。
知っているようで、意外と勘違いしがちなことなので注意してくださいね。
市販アイテムを使ってほしいことをうまく伝えるには
唾液ローションしようとする相手に対して「ダメ」と頑なに拒んだりすると、トラブルの元になってしまうこともあり得るでしょう。
なるべく穏便に伝えるために、こんな言い方をしてみてはいかが?

お客様の手に潤滑剤をぷちゅっと出して、足開きながら誘ったりすれば角が立ちません。
言い出しやすいように、あらかじめ目につく場所に潤滑剤を出しておくのもありです。
プレイの主導権を握るのも有効
責める側になって主導権を握る
女性がプレイの主導権を握ってしまうのもいい方法です。
唾ローションをされてしまうのは、元はと言えば、男性が自由に責められる状況にあるからですよね。
だから、女性が自ら責める側に回れば、唾ローションの機会をある程度封じ込められます。
例えば、こんな伝え方で男性をリードしちゃいましょう。


唾ローション回避のために主導権を握るときは、一方的に伝えるのではなく、あくまでも相手の立場を考えた言い方をするのがコツです。
まとめ
今回は「唾液ローション」について、大事なポイントをお伝えしました。


唾液ローションをしたがる理由
・膣の渇きを補いたい
・ベトベト&ヌルヌルなのが好き
・女の子にマーキングをしたい



例えば、「唾を付ける」という言葉がありますよね。
何かを他人に取られないよう、前もって手を打っておくという意味ですが、唾液ローションをやりたがる男性に心理もまさにこれ。
自分の唾液が女性に付けて「この子は俺のモノだ」と興奮するタイプの男性って、意外と多いんです。
このタイプの男性は、市販の潤滑剤を促しても素直に応じてくれない場合もあります。
その場合、唾液ローションの危険性を直接訴えた方が効果的。

などと、まずは理解してもらえるように誠意を持って伝えるようにしてください。
風俗嬢は体が資本。何よりも自分の体を守ることを優先するべきです。
唾液ローションのリスクをなるべく減らして、少しでも快適にお仕事をしましょうね!