セックスの体位の中には変わった名前がつけられているものがあります。
皆さんは「ロールスロイス」という体位の名称を聞いたことがありますか?


高級車のように洗練された「乗り心地」を思わせるこの体位、カップルの間で人気があるんです!
今回の記事では、この体位のやり方や名前の由来などをわかりやすく説明していきます。
最近プライベートでのエッチがちょっぴりマンネリ気味になっているあなたにおすすめです。
ロールスロイスって体位とはどんな体位?
ロールスロイス体位とは、後背位(バック)と背面座位を組み合わせた体位。男性が後背位(バック)で挿入しながら、女性の肩や腕を持って、女性は上半身を反らせる格好になります。
この体位の最大の特徴は、女性の膣が締まることで摩擦が強くなり、男性にとっては強い刺激となること。
また女性にとっては、クリトリスへの刺激が増すだけでなく、閉じた足の間に男性器が挿入されることで、膣内の感覚が通常とは異なる快感をもたらします。

その答えは、下図のように女性のポージングにあります。
ロールスロイスのエンブレムである女神の恰好が、セックスで上体を仰け反らせている女性に似ているのが名前の由来とか。ちなみに、命名したのはAV男優のしみけんさんなんですよ。
四十八手の「抱えどり」の変形バージョンで、体位としては江戸時代からありますが、ロールスロイスに例えるところが秀逸。さすがのワードセンスですよね。
【実践編】ロールスロイス体位の具体的なやり方
ロールスロイス体位を実践するには、以下のステップを参考にしてみてくださいね。
[ステップ1]女性が四つんばいになり、お尻を突き出す
まず、女性がリラックスした状態で四つん這いになります。
[ステップ2]男性が後方から挿入する
四つん這いの状態で女性がお尻を突き出し、男性が挿入します。いわゆる後背位(バック)の体位ですね。
このとき、男性のひざは女性の膝の外側につき、女性の太ももを自分のひざで挟み込むようにします。こうすることで膣圧が高まって、男性器が抜けにくい体勢になります。
[ステップ3]女性がゆっくり上体を起こす
女性は挿入された状態から、ゆっくりと上半身を起こします(このとき、急に起き上がるとペニスの角度が変わって男性が痛がることがあるので要注意)。
体を起こしたら、女性は背中を男性の胸に預けるようにします。
[ステップ4]男性が女性の腕を後ろ手に取る
男性が女性の腕を後ろ手に取って、両腕や肩を後ろから支えながらピストン運動をします。
このとき、女性はやや前のめりになって不安定な体勢になるので、前に倒れないように男性にしっかりと支えてもらいましょう。
ロールスロイス体位の効果とは
ロールスロイス体位は「拘束感×深挿入」のハイブリッドが味わえるのがメリットです。
ロールスロイス体位がもたらす効果を男女別に解説してみましょう。
男性には、ロールスロイス体位には下記のような効果があります。
男性側のメリット
ロールスロイス体位の視覚的興奮は、通常体位の2倍以上だとか。
その理由は、女性の背中のラインや乳房の揺れを独占的に楽しめるから。また、拘束行為によって「狩りの本能」が刺激されるため、ピストン運動の持続時間が平均17分から23分に延びるという調査結果もあるそうです。
一方、女性にとってロールスロイス体位は下記のようなメリットがあります。
女性側のメリット
膣内の締め付け力が増すため、ピストンによって通常より20~30%強い刺激が得られます。
特に、マゾヒスティック傾向のある女性ほど複数回のオーガズムに達しやすい傾向があるとか。拘束されて逃げ場のない状況になることで、より興奮が増しやすくなるようですね。
その反面、股関節が硬かったりバランス感覚に不安があったりすると「不安定で集中できない」と感じる女性もいるようです。
ロールスロイス体位をもっと気持ちよくするコツ
クッションを使用する
上記のように、ひざの痛みが気になって、ロールスロイス体位ではかえって快感を得られない女性もいます。
その場合、解決策としてはクッションなどを敷くのがおすすめ。
こうすることでひざへの負担を軽減でき、安定感も増すためエッチに集中できるようになります。
こまめに角度調整
ロールスロイス体位は、ポルチオを刺激するのに最適な体位だと言えます。
ポルチオとは?
子宮腟部(子宮と膣をつなぐ子宮頸部の先っぽ)のことで、膣の奥にある子宮が少し出っ張った箇所。ペニスを奥まで挿入したときに亀頭に当たる部分で、突起物なのでコリコリしているのが特徴です。
ポルチオを効率よく刺激するには、ペニスの角度をまめに調整することが大事。
男性が右利きの場合、女性の腰を時計の針に見立てて4時方向に軽く押し上げることで、ポルチオにフィットする面積を最大化できます。
もしもこのとき「挿入が浅い」と感じたら、下記の手順を試してみてください。
(1)女性が足先を肩幅よりも10cmほど狭めて上体をそらす
(2)男性はかかとを浮かせ、前傾姿勢をとる
(3)男性が2秒かけて挿入→1秒キープ→3秒かけて引き抜くリズムを繰り返す
ロールスロイス体位は適度な角度がついているため、女性がしっかりと上体を起こせば、ペニスが小さめな男性でも膣内の奥深くまで挿入できて十分な満足感を得られます。
ロールスロイス体位を体験した女性の声
ロールスロイス体位は、他の体位より深く挿入されている感覚が味わえるし、気持ちいい所に当たるのが好き。
何よりも見た目がエロいから視覚的に興奮するし激しくできるのもお気に入りです。私はちょっとMっぽい部分もあるので、逃げられない感じも征服されたみたいで興奮します。
ロールスロイス体位は痛いと思っている子もいるけど、上体をしっかりと起こせば痛みがなくて感じやすくなりますよ。パートナーに身を委ねてリラックスすること、自分も少し動いて腰の角度を調節してより感じる場所を探すのが気持ちよくなるコツですね。
あと、お尻の筋肉に力を入れるようにするとよく締まるみたい。パートナーの余裕のない「やばい…」をよく聞けてテンションが上がりますね(笑)。
まとめ
ロールスロイスは「伝統的48手」と「現代的なエロティシズム」を融合させた進化系の体位と言えます。
最近エッチがちょっとマンネリになってきたなと思ったら、やり方や注意点をしっかり把握した上で新しい刺激を味わってみてみませんか?
これまでよりもワンランク上の快感を得られるかも知れませんよ。