今回のコラムは、デリヘルの自宅待機について書きます。
デリヘルの待機時間は待機室(待機部屋)と呼ばれる事務所で過ごすのが一般的です。
待機室での待機方法には3パターンあり、主流となっているのが在籍している女性が一室に集められる「集団待機」と、一人ずつ個別の空間が与えられる「個室待機」。
それに加えて、デリヘルなど派遣型風俗の中には「自宅待機」OKなお店もあります。
この「自宅待機」、風俗求人で見かけるけど実際にはどういうものかよくわからない方も多いはず。
……などなど。
風俗での働き方に大きく関わる部分なので、ぜひチェックしておきましょう♪
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そもそも自宅待機とは
デリヘルの自宅待機とは、お仕事が入るまで自宅で待機時間を過ごせるシステムです。
実店舗を構えていない派遣型風俗ならではのシステムで、風俗で働く女性に大変人気の高い待遇となっています。
自宅待機の場合、お客様から予約が入る(スタッフから連絡が入る)までの待機時間を家で自由に過ごせます。
ちなみに「自宅待機」とは言いますが自宅に限っているわけではなく、ネットカフェや飲食店で待機していてもOK。外出をして、買い物をしながら過ごしても問題はありません。
ただし、電話やチャットの連絡には必ず反応できる状態にしておくのがマストです!
自宅待機は誰でもできるわけではない
デリヘルで働く女性には嬉しい自宅待機ですが、希望すれば誰でもできるわけではありません。
自宅待機が許されているのは、基本的に下記の一定条件を満たす女性のみとなります。
自宅から近い
お客様から指名が入っても、合流するまでに時間がかかってしまったり、待ち合わせ時間に遅れてしまったりしたらクレームにつながりかねません。
そのため、お仕事先となる派遣エリアが自宅に近いというのは絶対条件。
大体、メインとなる派遣先(ホテル街や風俗街)に15~30分程度で行ける場所に住んでいるのが目安のようです。
電車のある時間帯のみ
自宅待機の場合、お仕事が入ったら送迎ドライバーがお迎えに来て派遣先まで送り届けてくれるのが主流です。
とは言え、ドライバーを効率よく回すために、送迎なしで自宅から目的地に向かうことになる場合もあり得ます。
そのため、自宅待機は電車にある時間帯に限って可能としているお店がほとんど。
深夜帯など電車の動いていない時間帯には、待機所や事務所周辺での待機をお願いされるケースが多くなります。
勤怠状況が良好
自宅待機はスタッフが近くにいないぶん、どうしても自己管理が求められます。
そのため、普段の勤怠状況を条件としているお店は多いです。
お店側からすれば、遅刻や当欠が多いキャストはいまひとつ信頼できないもの。
そのような勤怠状況が悪いキャストを自宅待機させると、よりルーズになってしまいがちです。その結果、不利益を被るリスクがあるかもしれない……とスタッフは心配するわけですね。
もちろん、スタッフが電話しても連絡が取れなかったり、チャットの返事が遅かったりするのもアウトです。
自宅待機中のお仕事の流れは?
では自宅待機が可能になったとして、お仕事の流れは実際どんな感じなのでしょうか。
一般的なケースで説明してみましょう。
step
1お客様から指名が入る
お客様から指名が入ると、お店から連絡がきます。
お店からの連絡が入るまでは、自宅で好きに過ごすことができます。
step
2ドライバーの出迎えで派遣先へ
指名が入ると、専属ドライバーが自宅まで迎えにきます。
そして、お客様が待つ派遣先(ホテルや自宅など)に向かいます。
先述したように、場合によっては派遣先や指定された待ち合わせ場所まで自分で行くこともあります。そのため、自宅待機中はなるべくすぐに家を出られるように準備をしておく必要があります。
自分で出向く場合、お店のスタッフからどこまで行けばいいのか連絡が入ります。
step
3ドライバーが迎えに来て帰宅
接客が終わったら、ドライバーが迎えに来てくれます。そして、自宅まで送ってもらってお仕事終了となります。
連続で指名が入っていた場合、ドライバーがそのまま次のお客様との待ち合わせ場所まで送り届けてくれます。
ざっくりした説明ですが、以上が自宅待機のお仕事の流れです。
お店によっては、駅で待ち合わせるケースもあります。その場合、交通費(電車代)込みの料金でお仕事に行き、終わったらそのまま自宅に帰り、お給料はお店の口座に振り込まれる――といったことが多いようです。
自宅待機のメリット
デリヘルの自宅待機には下記のようなメリットがあります。
通勤疲れがない
自宅待機ならお店に出退勤する必要がないため、通勤疲れとは無縁です。
お仕事が入ったら、専属送迎ドライバーさんがホテルや自宅まで送迎してくれるので移動の心配は基本的にありません。
時間を自由に使える
普段生活している自分の家で過ごせるため、時間を気兼ねなく自由に使えます。
テレビを観たりごはんを食べたり、あるいは家事も思うがまま。お仕事から帰ってきて、疲れた体で洗濯機を回したり……なんてことはありません。
人間関係のストレスがない
お店や事務所の待機室にいると、どうしてもスタッフや同僚女性との人間関係に巻き込まれがち。集団待機はもちろん、個室待機でもストレスはゼロではないでしょう。
その点、自宅でリラックスした状態で待機するだけなら、その心配はありません。
人間関係で悩む女の子は多いので、そのストレスを軽減できるのは喜ばしいでしょう。
自宅待機のデメリット
フリー客があまり回ってこない(かも)
フリー客が急に入ったときに、自宅待機よりも事務所の待機室にいる女の子が優先されることがあります。
指名をせずにフリーで入るお客様の場合、
といった具合に、時間だけを気にしてすぐに遊びたがるケースはままあります。
このようなケースでは、自宅待機の女の子が不利になることもあり得ます。
相談できる相手が周囲にいない
自宅待機の場合、他の女性と顔をあわさなくてもいい利点は確かにあります。同じお店で働く女性との接点がないため、人間関係のストレスはありませんよね。
その反面、お仕事の悩みを相談できる話し相手――同僚やスタッフがいないのはデメリットとも言えます。
何かあったときに一人で落ち込みがちな女の子は、集団待機のあるお店を選ぶといいかもしれませんね。
自宅待機にしてみた女の子の感想
風変わりな方(個性が強い)が多いので疲れてしまったんです。1人でスマホのゲームをやっている子や何人かで談笑する子、寝ちゃっている子など様々な女の子がいます。
自宅待機は出勤もシフトの1時間くらい前に連絡すればいいだけだし、出勤できるようにしていればあとは自由だから楽でいいなと思ったんですね。結果、確かに楽なんですけど……どうも客付きがイマイチな気がしています。この前なんてお茶のときもあったし。
デリのお客様って事前予約していない人は「今行ける子だれ?」って感じで、待てない人ばかりです。で、地域にもよりますが15分~長くて30分以内の子じゃないともういいわ!とかなるし、だいたいフロントは短めに言いますからこちらは大急ぎです。なので、すぐデリ車で運べる事務所待機の子優先になりますよね。
お店のスタッフも仕事のときしか連絡くれないから状況もわかんないし、こっちから連絡してもお客様をつけられるように頑張ってます、といった返事しか返ってこないのでなんだかモヤモヤすることもあります。
でも、人間関係とかのストレスがないのはやはりラクだし、ありがたいですね。
(デリヘル店勤務Aさん・24歳)
まとめ
今回はデリヘルの自宅待機についてお伝えしました。
自宅待機は、待機時間を自宅で自由に過ごせるのが最大の特徴です。
まとめると、自宅待機には
・待機時間中に家事や副業などもこなせる
といったメリットがある一方で
・お客様の付きが悪くなることもある
などのデメリットもあります。
上記のメリデメを考慮して「私には自宅待機できるお店が向いてるかも」と思った方は、自分の条件に合ったお店を探してみてはいかがでしょうか。