ガシマンとはなにか?
「ガシマン」という言葉、聞いたことがありますか?
ガシマンとは、簡単に言えば、男性が女性の膣を強く指で押し込む行為を指します。
特に風俗業界でよく耳にする言葉ですが、ガシマンは風俗嬢にとって悩みの種です。
まず、ガシマンは女性にとって非常に痛い行為。それだけでなく、精神的なストレスもかかります。自分の体が無理に触られて傷ついたら、誰にとってもストレスになるのは当然ですよね。
ガシマンは風俗嬢にとってもお客にとっても、良いことは一つもありません。
嬢が痛みを感じていると、その反応はお客にも伝わります。結果として、お客さん自身の満足度も下がってしまう可能性が高いからです。
だからこそ、この問題についてしっかりと知って、正しい対処法を学ぶことが大切。
この記事を通して、ガシマンのリスクとその対処法について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
ガシマンのリスクと悪影響について
ガシマンのリスクをしっかりと知っておくことは、自分自身を守るためにも非常に重要です。
風俗業界で働いている女性はガシマン客と遭遇する可能性が高いので、しっかりと対策を練っておきましょう。
風俗嬢にとってのガシマンの危険性
風俗嬢にとって、ガシマンは非常に危険な行為です。、
ガシマンは膣内の粘膜を傷つける可能性が高く、それが性感染症(STI)につながるリスクもあります。
また、指を強く押し込む行為、膣内の筋肉にも負担をかけるため、長期的にはその機能にも影響を与えかねません。
それによって思わぬ健康被害が生じることも。例えば、尿漏れや生理痛がひどくなる可能性も考えられます。
ガシマンがもたらす心理的ストレス
ガシマンが心にも悪影響をもたらします。
自分の体が無理に触られること自体、風俗嬢にとってかなりのトラウマです。
また、自分自身を守れなかった罪悪感や相手に対する怒り、恐怖心などから、精神的にも厳しい状況に陥る可能性があります。
ガシマンを頻繁にされると、そのストレスから体調を崩してしまうこともあります。
風俗嬢はお客にサービスを提供する立場ですが、そのサービスが自身の健康を害する可能性があるとなれば、仕事を続けられなくなってしまう可能性も………。
筆者がインタビューした風俗嬢の中には
といったケースもありました。
これが続くと、仕事に対するモチベーションが下がり、最悪の場合、仕事を辞めてしまうことも考えられます。
ガシマンされた風俗嬢の声
実際にガシマンで悩んでいる風俗嬢に、本音をうかがってみました。
男性がどうしてガシマンをするのか、正直わかりません。
実際、ガシマンに気持ちよさはないんですよね。ひどいお客様だと「指何本入るかやってみたい」という人もいて、もはやプレイではなくなることも。
膣って敏感だから、爪が少しでも当たるとかなり激しい痛みを感じてしまいます。
どんなに紳士的でも、マナーがよくても「ガシマン」というだけで顔を見ると憂鬱になるほど私はガシマン客が大の苦手。
正直、一度でもガシマンされたら「ガシマン客」認定しちゃいます。それくらいガシマンはキツいですね。
男性客がガシマンをする理由
ガシマンがなぜ起こるのか、その背景にはいくつかの理由があります。具体的な理由について見ていきましょう。
AVの影響
まず一つ目の理由として、AV(アダルトビデオ)の影響があります。
AVではガシマンのような行為がよく描かれていますが、これが現実でもOKだと勘違いする男性が少なくありません。
特に若い男性は、性の知識をAVから得ることが多く、その影響は大。AVはもちろんフィクションなので、現実のセックスや風俗の現場でガシマンをそのまま真似するのはとても危険です。
自己中心的な男性が多い
次に、男性の自己中心性がガシマンを引き起こす理由として考えられます。
男性の中には、自分の快感だけを追求して、相手女性の感じる痛みや不快感を考慮しない自己中心的な人もいます。
また、「お金を払っているんだから」といった自分勝手な考えを持つ男性も。
こうした男性の自己中心性も、ガシマンを引き起こす理由として考えられます。
風俗を利用する男性客には、こうしたタイプも少なからず見受けられるようです。
ガシマンを上手に回避する方法
風俗嬢はなんといってもカラダが資本。
ガシマンで大事な身体を傷付けられる前に、自ら予防策を張っておくのは重要です。
「ガシマンされる」と思ったら、我慢したりしないで回避しましょう。
ここではガシマンの上手な対応策をいくつかご紹介します。
ソフトタッチをおねだりする
お客が力強く触ってくるな、と感じたら、もうちょっと優しく触ってもらえるようにお願いすることが有効です。
この時、言葉遣いや表現には気をつけましょう。攻撃的な言い方だと相手を怒らせてしまう可能性があります。
例えば
といった言い回しは、お客側にとってもプラスになる情報です。
これによって、お客さん自身もより楽しい時間を過ごせると感じるでしょう。
仕込みローションで膣を保護しておく
ウエトラを始めとする仕込みローションも、ガシマン対策に有効です。
ウエトラとは、膣にあらかじめ仕込んでおくことで、自然な濡れが演出できる仕込みローションのこと。ガシマンを防ぐ目的で仕込んでいる風俗嬢も多いです。
アソコがあらかじめ濡れていると「すでに感じているんだ」と判断されて、ガシマンされにくくなる利点があります。
膣内が潤うため、摩擦による傷がつきにくくなるのも仕込みローションを使うメリットの一つ。特に、濡れにくくて悩んでいる女性は一度は使ってみるといいと思います。
早めにイッたふりをする
もう一つ、ちょっとしたテクニックを教えましょう。
ガシマンをされたら早めに「イッたふり」をすることで、その後の行為を優しくしてもらえる可能性があります。
もちろん、これはあくまで一時的な対策ですが、緊急時には割と使える有効な手段ですよ。
「イッたふり」をする際には、リアルに演技することがポイント。ただし、これが常習になると相手がそれに気づく可能性もあるので、使いどころをしっかりと選びましょうね。
しつこいガシマン客への対応策
相手がどうしてもガシマンをやめてくれないときは、こちらもそれなりに強い対応をとることも必要です。
一番手っ取り早い方法は、スタッフに連絡して対応をお願いすることです。
風俗店では、お客さんがルールを守らない場合、スタッフが介入してくれることが多いです。ガシマンが発生したら、すぐにスタッフに報告しましょう。
報告する際には、具体的な状況をしっかりと伝えることが大切です。
例えば
といった具体的な情報を提供すると、スタッフも対応しやすくなります。
お店がしっかりとした対応をしてくれるかどうかは、ガシマン客を減らすためにも非常に重要。
NG指定されたお客に対してお店が何らかの制裁を加える、またはそのお客に対する警告を行うなどの対応がその一例として考えられるでしょう。
女性の意見や状況をしっかりと考慮してくれる環境が整っているお店は、女性も働きやすく、ガシマンに対する対策もしっかりと行えます。
ガシマンが犯罪になることもある!
ガシマンは下記のように罪に問われることもあり得ます。
傷害: ガシマンで相手に身体的なダメージを与えた場合、傷害罪に問われることがあります。
強制性交等: 極端なケースでは、ガシマンが強制性交等に該当する可能性もあります。
もしもガシマンでケガをしてしまったら?
万が一、ガシマンによって膣が傷ついてしまった時はどうしたら良いのでしょうか?
ガシマンで膣が傷ついた可能性が出てきたら、以下のように対応してください。
・一度水で陰部を洗う
・出血していたらナプキンを当てて陰部を清潔に保つ
外傷がある場合、デリケートゾーンにも使える軟膏を塗るのがおすすめです。
たとえば、フルコートFなどはデリケートゾーンにも使えます(ただし、ステロイド含有です)。
あまり痛みが強かったり出血が多く見られたりする場合は、速やかに婦人科を受診することが大切。
もちろん、身体に大きな負担がかかる出勤は控えるのが鉄則です!
傷ができているときは膣のバリア機能が落ちている状態です。性病感染リスクが上がってしまうため、出勤は避けましょう。
ガシマン客を減らすための予防策
それなら、そもそもガシマン客を減らすことを考えてみましょう。例えば、下記の方法は有効です。
プロフィールでそれとなく伝える
自分がどこまでサービスに対応できるのかをあらかじめちゃんと伝えておくことは大切です。
例えば、プロフィールに「強く触られるのは苦手なので、優しくしてね」といった記載をすれば、お客もその範囲内で行動する可能性が高くなります。
また、プレイ前にお客とのコミュニケーションを密にして、ソフトなプレイをリクエストしておくのも有効です。
SNSで普段からアピールしておく
SNを活用して、自分がどのようなサービスを提供するのか、また、どのように触ってもらうのが好ましいのかを明示しておけば、男性客は遊ぶ前にその情報を知ることができます。
こうすることで、お客自身も自分が求めるサービスと嬢がマッチしているかどうかを判断でき、事前に期待値を調整することができるでしょう。
例えば、ツイッターなどの文面に「優しいタッチが得意です」といった表現を使っておけば、強い接触を望むお客は自然と避けられるでしょう。
まとめ
今回のコラムでは、ガシマンについてそのリスクや対策方法を詳しく解説してきました。
特に風俗業界で働く女性にとって、ガシマンは身体的、精神的なダメージを与えかねません。ガシマンを未然に防ぐための対策は、自分を守るだけでなく、お店や業界全体の健全な運営にもかかる問題だと言えるでしょう。
もしもガシマンを完全に回避したいなら、「3ナイ」の業種に移籍するのもありかもしれません。
ガシマン対策を重ねてもどうにもならないときは、いっそオナクラやメンズエステなど、膣を触られない業種に移籍するのも一つの手段ですよ。
そもそも触られなければガシマンされることもないわけですからね。
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この記事が、ガシマンという問題に対する理解と、その対策の一助となれば幸いです。