風俗のお仕事はずっと続けられるものではありません。
でも、いざ一般企業に就職しようと思っても履歴書の職歴に何と書いたらいいか悩んでしまいますよね。
職歴に空白期間があると、その期間に何をしていたか面接官に説明を求められるのが普通です。
そこで今回は履歴書の職歴の空白期間をどう説明すればいいのかなどについてお話させていただきます。
職歴の空白期間の説明方法
世の中の人はまだまだ風俗業に対して偏見を持っています。
履歴書の職歴に風俗で働いていたと書くことはお勧めできません。
そこで風俗で働いていた期間は空白にして下のように説明するといいでしょう。
親族の看病・介護
まずお勧めなのは親や祖父母など親族の看病や介護をしていたことにすること。
そしてその親族は亡くなったので、現在は看病や介護の必要がなくなったということにするのです。
もちろん本当に既に亡くなっている親族にしないとダメですよ。
これなら面接官も気が引けて詳しく突っ込んでくることもほぼないでしょう。
また、職業経験やスキルがない理由にもなります。
さらに、優しい性格だと思ってもらえるかもしれません。
ちなみに、自分が病気だったことにするのはお勧めできません。
いくら能力があっても病気がちな人には仕事を任せづらいので採用されにくくなってしまうからです。
また、この方法は実家暮らしの場合はいいのですが、一人暮らしの場合は使えません。
家業の手伝い
次にお勧めなのは家業の手伝いをしていたことです。
一人暮らしの場合は親戚や友人の仕事を手伝っていたということにすれば大丈夫です。
ただし、どのような業種と仕事内容だったのか説明できるようにしておきましょう。
また、飲食店などなら接客、事務所などならパソコンや経理事務などが実際にできないといけません。
資格取得の勉強
資格取得の為の勉強をしていたことにするのも方法の一つです。
もちろん、資格についての知識をある程度あった方がいいです(介護福祉士などは風俗嬢が目指しやすい資格としておすすめですよ)。
また、なぜその勉強をやめたのかということも聞かれる可能性があります。
「生活費を稼ぐ為に勉強を続けながら働きたい」という理由で大丈夫です。
ただ、その資格がその企業で生かせるものでなければ、「一時しのぎ」の為の就職だと思われてしまいます。
アルバイトでしたら問題ないと思いますが、正社員での採用は難しくなる可能性もあります。
アルバイト
何かのアルバイトをしていたことにするという方法もあります。
過去に実際に経験のあるアルバイトであれば、仕事内容の説明は問題ないと思います。
アルバイト経験がない場合は、飲食店や販売店など経験がなくても分かる専門性の低い仕事内容にしておくといいでしょう。
自営業
元々風俗嬢は個人事業主という扱いになります。
個人事業主=つまり「自営業」です。
ですから、職歴に自営業をしていたと記載するのが一番自然かもしれません。だって、嘘をついたり、ごまかしたりしているわけではないので、面接でも堂々と答えられますから。
補足しておきますが、風俗嬢はそもそもは風俗店の従業員ではありません。
そう思ったあなたは、少々カン違いをしています。
風俗嬢はお店に雇われているわけではなく、自営業。
もっと詳しく説明すれば、サービス業の中の「生活関連サービス業」という分類になります。
あくまでもお店側は、お客様を見つけて風俗嬢という個人事業主に業務を委託したにすぎません。
だから、履歴書には自信を持って「自営業」と書き込んでいいんです。
ちなみに、生活関連サービス業にはどんなものがあるかは下記をご覧ください。
面接で聞かれたときには
という風に答えておけばOKです。
昼職に必要な準備
昼職の為に準備するのは履歴書だけではありません。
下のような準備も必要になります。
生活リズム
今までずっと夜勤で夜型の生活をしていた場合は昼型に戻しておきましょう。
一度身についてしまった生活リズムをすぐに変えるのは難しいことです。
生活リズムを変えないと特に朝起きることが難しくなってしまいます。
寝坊で遅刻してばかりしていたら信用を失ってしまうかもしれません。
遅くとも初出勤の1週間くらい前から昼型の生活にしておくといいでしょう。
金銭感覚
一般企業のお給料は月20万円程度になります。
風俗ではその何倍も稼げますので、ついつい贅沢をしてしまうことも多いと思います。
しかし同じ金銭感覚のままお金を使っていたらすぐにお金がなくなります。
金銭感覚を元に戻して生活に必要なお金以外は月2~3万円くらいに収めるようにしておきましょう。
人間関係
風俗のお仕事では、お店のスタッフ、他の女の子、お客様くらいしか人間関係はありません。
しかもお客様は嫌ならNGにもできますし、個室待機なら他の女の子とも話す必要はありません。
しかし一般企業では嫌でも上司や他の社員と顔を合わせる必要があります。
気の合わない人ともうまく人間関係を築いていく為の心構えが必要になります。
昼職以外の方法
昼職をする為にそこまでしたくないという人もいるかもしれません。
その場合には一般企業への就職以外にも下記のような方法がありますよ。
独立・開業
風俗である程度働いてきたのなら、それなりの貯金があると思います。
せっかくならその貯金を資金にして、自分の好きなことで独立や開業を目指すのもいいと思います。
例えば、風俗エステで働いていたならアロマエステ関連の資格をとって自分でお店を開くとか。
飲食店やネイルショップ、アクセサリーショップなども独立・開業向きかもしれませんね。
また、最近ではインターネット環境さえあれば、データ入力、モニター、ライターなど在宅でできる仕事も増えています。
最近では風俗嬢のセカンドキャリアを支援する団体もあって起業のノウハウなどを教えてくれることもあるので、相談してみるのもいいですね。
風俗店スタッフ
近年は女性スタッフを採用する風俗店も増えています。
やはり、働く女の子にとっては女性スタッフの方が何かと相談などもしやすいからでしょう。
風俗店スタッフなら風俗の職歴を隠す必要はないですし、経験がそのまま生かせます。
職種もバラエティに富んでいます。例えば――
女性内勤スタッフ、講師(講習員)、メールオペレーター、ライター、WEBデザイナー、営業アシスタントなどなど……。
まとめ
以上のように、風俗の職歴を履歴書には書けなくても、うまく説明できれば一般企業への就職も可能です。
風俗は特殊な業界なので転職に悩む人もいるようですが、気にする必要はありません。
職歴を工夫すればいいだけですし、風俗業界で磨いた接客スキルは一般の業界でも十分に通用するはず。
職歴に空白期間があるからって、諦めることはありませんよ!