「いつか結婚したい!」
そう思っている風俗女子の皆さんは多いことでしょう。
近頃は価値観が多様化していて、必ずしも結婚だけが女性の幸せではありませんが、それでも人生を共にするパートナーがいるのは心強いものですよね。
風俗女子の皆さんの中には、風俗で働いていることに対して引け目や罪悪感があったり、男を見る目が養われすぎて男性に幻滅感を覚えていたり(一種の職業病!)する人も多いと思われます。
でも、大丈夫。「結婚したい」――そう思った時が「婚活適齢期」です。
もしも風俗女子の皆さん(現役/卒業組問わず)が結婚を考えているなら、なるべく早い段階で婚活を始めた方がいいと私は思います。
そういう私・蒼井は風俗嬢からライター業に転職して3年目のアラサーですが、実はここだけの話、最近は婚活で激しく動いています。
今回はそんな私の体験も交えながら、風俗女子の婚活問題を考えてみたいと思います。
風俗女子は早めに婚活を始めた方がいいと思う理由
風俗女子はどうして早めに婚活を始めるべきか――その理由の一つは、風俗嬢は正直いつまでも続けられる職業ではないから。
今は売れっ子でもいずれは需要がなくなり、風俗嬢を続けることが難しくなってきます。そうなってから一般の仕事に就くのは困難で、生活に困窮する可能性が高いです。
だから、そうなる前に、風俗で働きながら婚活するという将来設計も大切です。
経済的な理由があって風俗で働かざるを得ないというケースでも、よほどのダメンズでも捕まえない(捕まらない?)限り、金銭的な問題はなんとかなります。
理由その2は、そもそも出会いのきっかけが少ないこと。
風俗で働いている現役プレイヤーなら肌で感じていることですよね。こちらから積極的に動かない限り、出会う男性はお客様やお店のスタッフくらいのもの。あとはホストやスカウトといったところでしょうか。
彼らと付き合うことがあっても、真剣な交際に発展するのはまれなケース。
特にお客様の場合、風俗嬢と付き合いたがるのは「お金を出さなくてもエッチできる」といったセフレの延長みたいな理由だったりします。
理由その3は、風俗嬢は結婚のハードルが高いということです。
あるアンケートで、全国の20代~60代の男性に約700人に「パートナーが水商売や風俗で働くのは許せるか?」と質問したところ、半数以上の54.5%が「許せない」と答えたという結果でした。
「許せる」と回答した中でも、キャバクラなどの「水商売なら」と答えたのが27.3%と約半数を占め、風俗経験者の結婚の難しさがこの数字からもうかがえます。
結婚に対するハードルを高くしているのは、風俗女子側にも要因があるようです。
風俗で働く女性は一般的なOLなどよりも収入が多い分、理想を高くしすぎて結婚相手にハイスペックな条件を求めてしまうことがよくあります。すると、どうしてもストライクゾーンを狭めてしまうことになります。
さらに言えば、風俗以外の仕事をしたことがないとどうしても社会人としての一般常識が欠けてしまいがち。単に遊びで付き合うだけならよくても「結婚相手」となるとそうした女性は条件から外れてしまいます。
そんな事情があるため、風俗女子は「簡単には結婚できない」ことを踏まえて婚活に早めに取り組む必要があるのです。
また、上記の点を踏まえて考えると、婚活をするなら近場よりもなるべく風俗から離れた場所で結婚相手を探す方がベターということですね。
風俗嬢におすすめの婚活方法ってどんなもの?
先ほども少し触れましたが、風俗のお仕事を経験した女性の中には自分に引け目を感じていて結婚に二の足を踏んでいる人もいるようです。
でも、考えてみたら、そんなことを気にする必要はあまりないとも思います。
だって今のご時世、いわゆる「一般女性」だってスネに傷を持つ人はいっぱいいます。昔みたいに清純潔癖なままで結婚する人はまずいないですよね。
大体、日本で風俗産業に従事する女性の数は約30万人。20代女性の20人に一人が風俗嬢という時代ですから、叩けばホコリが出る人はいっぱいいるはずですwww。
風俗嬢(または元風俗嬢)には、風俗で働いていた女性ならではの魅力があります。女性らしさや相手に対する気遣い、あとはエッチが上手だったりするところとか(笑)。また、ナンバー入りするような風俗女子なら人間的にも魅力的な可能性が高いから、すぐにいい相手が見つかるでしょう。
あまりにも一般常識がなかったりするのはいけませんが、そんなのはちょっと覚えればいいだけだから大丈夫。一般女性だって、婚活前には必死に花嫁修業をしますよね。それと同じです。
だから、何も引け目を感じることなんかないんです。風俗嬢だって結婚できますし、事実私の周りにも結婚して幸せになっている卒業組はいっぱいいます。
では、風俗女子が婚活するにはどんな方法がいいのか。具体的に挙げてみます。
信頼できる友人・知人に紹介してもらう
幼なじみや学生時代の同級生など、あなたをよく知っている友人に自分に合う人を紹介してもらうのがベストな方法です。極端に変な相手を紹介される確率が少なく、ヤリ逃げなどといったいい加減な付き合いをされる心配もまずないはずです。
ただし、別れてしまったあとに友人との関係が気まずくなってしまうかも(?)。
コミュニティなどに参加する
出会いを増やすためには、自分から動いて出会いのきっかけを作ることも大切です。
まずは簡単にできることからで大丈夫。ただでさえ、普段、風俗のお仕事で疲れてオフの日はゆっくりしていたいですよね。だから、気軽に参加できるのがいいです。
おすすめは、趣味のコミュニティやイベントに参加してみること。クラブで踊るのが好きなら、クラブのイベントに顔を出してもいいでしょう。
趣味や好きなことが同じ相手なら、話が合うことが多いので交際に発展しやすいです。
婚活イベントに参加する
結婚相談所に登録するのは敷居が高いけど、婚活サービスを利用してみたい。そんな方は街コンや婚活パーティーなどのイベントに参加してみるのがおすすめです。
主な婚活サービスにはこんなものがあります。
・婚活パーティー(お見合いパーティー)
街コンは比較的軽いノリで参加できますが、本気度は少し低め。「運が良ければいい相手が見つかるかも」くらいに思っておいた方がいでしょう。
婚活パーティーは結婚相手を真剣に探している男性メインなので、ヤリモクに出会わない限り、交際まで発展する可能性は高いと言えます。
婚活アプリを利用する
いわゆる「マッチングアプリ」というやつですね。これ、実は私もやっています。
マッチングアプリと聞くと「出会い系?」と思うかも知れませんが、婚活アプリと出会い系にはこんな違いがあります。
【婚活アプリ】
会員の属性 | 真面目な婚活や恋活を求める男性が多い |
管理面 | 登録時に身分証提示と本人確認手続きが必要 |
【出会い系アプリ】
会員の属性 | 遊び相手を探すヤリモクが多い |
管理面 | 本人確認手続きがなく、匿名で登録可能 |
私もいろいろなマッチングアプリに登録していますが、変なメッセージがきたことはありません。まだ運命の人とは出会えていませんが、何人かとリアルにデートもできました。コロナも収まってきたので、これからが本格的な勝負(!)というところですね。
ちなみに、私が実際に使ってみて「これいいな」と思ったマッチングアプリを挙げておきます(宣伝じゃないですよ!)。
pairs(ペアーズ)
会員数1,000万人以上を誇る国内最大級のマッチングアプリ。男女比は7:3となっていて、年齢層は20代が比較的多いので婚活だけではなく恋活にもおすすめですよ。
with(ウィズ)
会員数は累計で100万人以上。男女比は6:4、年齢層は20代が中心となっています。心理テストや性格診断が充実しているのが特徴(心理テストの監修は某有名メンタリストのあの人です!)
youbride(ユーブライド)
利用者の年齢層は30代~40代が多く、男女ともに婚活に真剣な人向きという印象です。会員数は150万人ぐらい。恋愛掲示板機能で気軽に交流できるのが特徴です。
marish(マリッシュ)
再婚活したい人に人気のマッチングアプリです。再婚に理解のある利用者が多く、シングルママとの出会いOKの男性はプロフ写真にピンク色のリボンマークが表示されているので一目瞭然。バツイチの方におすすめ!
フェリ恋
今回挙げた中でも、私がイチ押ししたいマッチングアプリがこれ。フェリ恋の特徴は、登録男性のスペックが高いところです。年収などで会社をランク付けしていて、「神ランク」「SSランク」「Sランク」「Aランク」「Bランク」にランクインしている一流企業勤務の男性しか登録できないというシステム。男性会員は登録時に名刺のアップロードが義務付けられていて、ごまかしは効かないようになっています。結婚するならやっぱり高収入の相手でないと嫌だという方にはおすすめです。
風俗女子が婚活するときの心得5カ条
風俗はちょっと特殊な世界なので、風俗女子が婚活する際に気をつけておかなくてはならない心得がいくつかあります。ざっとご紹介してみましょう。
バレ対策を徹底する
世間では風俗嬢に対して偏見や良くないイメージを持つ男性がまだ多いようです。風俗のお仕事に引け目を感じる必要はありませんが、風俗嬢として働いていた事実は、基本的に隠して婚活した方が無難だと思います。
隠すなら、中途半端ではだめ。「墓場に持っていく」つもりで、結婚後もずっと隠し通してください。隠し通す自信がないなら、結婚前にダメ元でカミングアウトしてみましょう。それでも相手が結婚をOKしてくれるなら幸せになれるでしょう。
焦って風俗を辞めない
「結婚したら、風俗からきっぱり足を洗って専業主婦になろう」
交際相手との間に結婚話が持ち上がり、そんな考えを抱く女性も多いことでしょう。その考え自体に異論はまったくありませんし、むしろいいことです。
でも、ちょっと待ってください。その結婚話、本当に現実的ですか?
いえ、別に結婚詐欺とか言うつもりはありません。しかし、結婚の段取りをすすめていくうちに気が変わって「やっぱりやーめた」なんて事態になることにあり得ることです。
そうなった場合、お店を辞めてしまったら「結婚できない」「働き口もない」「お金がない」と三重苦にもなりかねません。風俗を卒業するなら、結婚話がかなり具体的になってからでも決して遅くはないのです。
結婚にあまり過度な期待や妄想を抱くのも禁物ですよ。
収入を明かさない
大抵の場合、風俗女子は一般的なOLよりも高給取りです。OLどころか、結婚相手になる男性よりも稼いでいるケースがほとんど。
なので、うっかり収入を漏らしたりしたら大変。「そんなに稼いでいるとは怪しい」と疑われて、墓穴を掘ることになってしまうので要注意です。
同じ理由で、貯金額も絶対に教えてはいけません。もっとも風俗女子の場合「将来は起業したい」などの目的がある人以外はあまり貯金していないかもですね。
一般常識を身につける
結婚すると、なにかと社会との接点が増えるものです。旦那さんの上司や先輩とのお付き合いもあるかもしれませんし、子どもが生まれたら学校との付き合いも。
そうした折、大人としての一般常識がないと、ちょっと困ったことになるケースも出てきたりします。ガチガチの常識やマナーを身につける必要はありませんが、せめて最低限の一般常識は知っておきたいものです。
同様に気をつけなくてはならないのが、金銭感覚です。結婚したら、風俗で働いていた頃のように散在することはできないことがほとんど。旦那さんのお給料でなんとかやりくりできるようにして金銭感覚を改める必要もあるでしょう。
エッチの技は控えめに
「この人となら結婚してもいいかな」と思っている相手には、ベッドでもいろいろと尽くしてあげたくなる気持ちはよくわかります。
よくわかりますが……いったん、ここは気持ちを抑えてください。相手の男性は、あなたを一般女性だと思っているんです。いきなり全身舐めやら素股やらをしたら確実にドン引きします。
エッチするときは基本的に「マグロ」を心がけましょう。回数を重ねて、ちょっとエッチがマンネリ気味になってきたら少しずつテクを小出しにしていくのが無難です。
まとめ
風俗勤めを隠して結婚し、今は幸せな家庭を築いている女性は現実にたくさんいます。理解のある旦那さんに恵まれ、風俗勤めをカミングアウトした上で結婚生活を送っている女性だってまれにいます。
風俗女子の婚活事情は少し特殊かもしれませんが、結婚自体がムリなのではありません。むしろ、風俗女子として磨いてきたスキルをもってすれば、結婚にこぎつけるのは一般女性よりも簡単でしょう。
風俗女子が婚活するなら、できるだけ早めに行動することをおすすめします。その方が成功率が確実にアップしますから。
コミュニティを広げてみたり、友人から紹介してもらったり、婚活サービスの利用も検討したり……方法はなんでもOKです。アクティブに動いて、理想的な相手を見つけてくださいね!
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