もしあなたが発達障害でアスペルガーの風俗嬢でも、幸せになれます。
また、発達障害・アスペルガーと診断されたけど、風俗で働こうと思っている人。
そんな人も、このページを読めば、悲しんだり苦しくなることが少なくなります。
あなたがアスペルガーや発達障害なのは、悪い事じゃなく、個性です。
個性とは、良いことです。
風俗嬢をしている、風俗嬢をしようか悩んでいるなら、私の話を聞いて下さい。
これを読めば不安を解消できる初心者ガイド♪『風俗女子の始め方』詳細は…
アスペルガーの風俗嬢「あいちゃん」は本指名ランキング1位
ある日、キャリーバッグ1つを転がして店の前に現れた女の子。
「どうしたの?」と聞くと、
「入っていいですか?」
と言いました。
それが出会いです。
第一印象は、幼い子供。
身長は165cmくらいでスラッとしているけど、痩せていて、肌が赤ちゃんのように白くて透明で、真っ黒な瞳(ひとみ)は子供みたいでした。
一目見て私は「この子は売れる」と職業柄思いました。
それと同時に、「手がかかるぞ」とも感じ取っていました。
話を聞くと、「地方から家出してきた」「母親とうまくいってない」「お店のホームページの女性募集を見た」「住むとこがない」とのこと。
風俗店に応募してくる女の子にはよくあるケース。
私の働く風俗グループには泊まれる寮があったので、寮で生活してもらうことになりました。
源氏名は、呼びやすいのがいいなと思って、あいちゃん。
今まで風俗で働いたことがない完全未経験で、年齢は18歳。
この時私は、あいちゃんがアスペルガーだとはまったく知りませんでした。
本番強要の生中出しされてアスペルガーが発覚
あいちゃんが入店して3日後に事件が起こりました。
私の予想は大当たりで、入店初日から予約の電話が殺到。
朝から夜まで出勤しているあいちゃんのスケジュールは、びっしり埋まっていました。
夕方、ある男性の接客を終えたあいちゃんの様子があきらかにおかしい。
私が心配して声をかけると、「出された」と膣を指さしたのです。
急いでシャワーで膣内を洗浄。
中出しされた精子をかき出します。
アフターピルの薬を飲ませて、一人で立ち上がれなくなったあいちゃんを寮までおんぶして運びました。
ベッドに横たえると、あいちゃんは私に言いました。
「わたしアスペルガー・・・」
この告白から、私とあいちゃんの「アスペルガーでも風俗で働く」ための戦いが始まりました。
その結果、様々な経験をいっしょに乗り越えて、あいちゃんは本指名ランキング1位をとることになります。
・・・
アスペルガー症候群のあいちゃんに起きた風俗トラブルと、対処法をここでは知ってもらいます。
あなたが幸せに働くために役立ててください。
まずは、発達障害・アスペルガーとは何なのか? しっかりと知ることが大切です。
発達障害をもう一度知り自分を知る
発達障害は脳の障害で、3つのタイプがあります。
- 自閉症スペクトラム。ASDとも呼ばれます。
- ADHD。注意欠陥や多動性障害のことです。
- 学習障害。LDともいいます。
アスペルガー症候群は1つ目の自閉症スペクトラムに含まれます。
自閉症スペクトラムとは、簡単に言うと「自閉症」のことです。
自閉症の人には、苦手なことが4つあります。
・他人の気持ちを予想すること(社会性)
・自分の気持ちを伝えること(コミュニケーション)
・これをしたらこうなる、と予測すること(想像力)
・言葉を話すこと(知的障害)
自閉症の人は大人になっても言葉を話せなかったり、興味を示しません。
アスペルガーは高機能自閉症とも言われ、知的障害はありません。
なのでアスペルガーの女性は言葉を理解します。
アスペルガー症候群をもう一度知り自分を知る
アスペルガーの人には、苦手なことが3つあります。
そうすると、思ったことをそのまま言葉にして相手を悲しませてしまいます。
また、言われた言葉の「裏の意味」が分かりません。
例えばヘルスで働く風俗嬢の場合、店員に「接客後はできるだけ早く部屋をキレイにしといてね」と言われたとします。
でも、「できるだけ早くってどのくらい?」「キレイって何すればいいの?」と意味が分かりません。
店員が言った言葉の裏の意味は、「タオルをたたんでおく」ことや「ゴミはゴミ箱に入れる」こと、「10分以内にやること」が含まれます。
そんな行き違いがたくさんあって、発達障害やアスペルガーの女性は社会でうまく生きられません。
けれど風俗の世界に飛び込んだアスペルガーのあいちゃんは、お客様からも店のスタッフからも人気者になったのです。
アスペルガーでも大丈夫!風俗嬢のあいちゃんから学ぶ幸せ術
まずはじめに、あいちゃんが「なんで本番強要されて、中出しをされてしまったのか?」被害の原因を考えます。
あいちゃんに男性客とどんな会話をしたのか聞くと、
「本番行為はみんなやっている当たり前のこと」
と言われたそうです。
ここから分かるのは、アスペルガーの特徴で「他人の嘘と本当を見抜けない」という点。
事前の入店講習で、本番行為は絶対ダメだからね、と教えていましたが騙されてしまいました。
そこで、彼女が仕事をする部屋に「お店のルールが書かれたパネル」をいつも見えるところに置くことにしました。
性に関する知識がなかった
あいちゃんは性行為やエッチに関する性の知識がほぼありませんでした。
男性器にコンドームをつけることや、性病のこと、膣内に射精したら妊娠してしまう理由など。
彼女は「子供のころから友達がいなかった。一人でいた」と私に言いました。
アスペルガーや発達障害の人は社会で孤立しがちです。
理由はコミュニケーションがうまくとれず、まわりから理解してもらえないから。
なので過去に友達ができず、恋愛トークや性について同世代と話をする機会がなかったのです。
そこで私とあいちゃんは、毎日仕事の合間や仕事終わりに性について勉強しました。
幸か不幸か、あいちゃんはアフターピルの副作用でとても苦しい体験をしたので妊娠の大変さを分かってくれました。
勉強会では、主に「身の守り方」を話しました。
どうしてコンドームをつけないといけないのか、どうして本番行為をしてはいけないのか。
性依存、セックス依存になることの危険。中絶のこと。
ぜんぶ「自分が傷つかないためだよ」と伝えました。
また、お客様の言っていることがよく分からなければ「すぐ電話して」と約束しました。
ヘルスにはプレイする部屋に内線電話がついています。
受話器を取るだけで、事務所の電話が鳴るのですぐわかります。
「うまく話さなくていいから、とにかく電話を鳴らす」ことが大事だと教えました。
デリヘルやオナクラ、風俗エステでも「いつでも店員に電話できる」状態にしとくのが大切です。
風俗店のスタッフにアスペルガーだと打ち明ける
アスペルガーや発達障害の女性が風俗嬢としてうまく働くためには、風俗店のスタッフに味方になってもらうことが重要です。
面接の時に自分のことを話しましょう。
あいちゃんも最初からアスペルガーだと打ち明けていれば、お店側も対処ができました。
例えば、
・信用できる常連客しかつけない
・性の知識を確認
・トラブルの対処法を何度も教える
などです。
アスペルガーや発達障害があると、誰かに打ち明けるのは勇気のいること。
「あなた自身を守るため」だと考えれば、できますよ。
面接で病気のことを打ち明けても、受け入れてくれる風俗店を探しましょう。
真剣に支援してくれる風俗店やスタッフは必ずいます。
少しでも面倒くさがられたり、あなたの傷つくようなこと、あなたをパニックにさせることを面接で言われたらすぐに辞めましょう。
片づけや整理整頓ができなかった
ヘルスでは、店舗内の部屋でお客様を接客します。
接客が終わったら、部屋の中を片付けたり整理整頓するのがマナーです。
なぜなら、次のお客様が部屋に来たとき汚いと悪い気分にさせてしまうから。
あいちゃんは何度教えても、部屋の整理整頓ができませんでした。
アスペルガーや発達障害の人は、整理整頓を覚えないまま大人になると、片づけできないことが多いです。
そこで、私とあいちゃんは一緒に片づけをすることにしました。
楽しくお話ししながらだと、一人でやるよりやる気が出ます。
タオルをたたむときは一緒にたたむ。
濡れた床を拭くときは、一緒にふく。
ベッドメイクをするときは、一緒にやる。
そしていつしか、あいちゃんは一人で整理整頓できるようになりました。
サポートしてくれる人がいるだけで、できなかったことが出来るようになります。
どうしても整理整頓が出来ない女性は、スタッフに相談しましょう。
「自分ひとりでやりたいけど、できるまで手伝ってほしい」と。
恥ずかしい事じゃありません。
ストレス解消の方法を決めること
あいちゃんが入店して2週間が経とうとした頃。
突然、ベッドの上で赤ちゃんみたいに大声で喚きだしました。
「仕事したくない」「疲れた」と。
なんとかなだめても、翌日も翌々日も私が部屋に行くと同じ事が起こりました。
私は、彼女はストレス発散のやり方が分からないのだと考えました。
そこで、試しに店のまわりを一緒に散歩してみました。
これが正解で、散歩が終わるとあいちゃんの表情は明るくなっていました。
私がいなくても「好きなクマの人形がいれば一人でいける」ようになり、
次の仕事の予約が入るまで散歩するのが習慣になりました。
何か嫌なことや強いストレスを受けた時に、彼女は散歩することで自分のコントロールを覚えたのです。
アスペルガーの子は同じ習慣ややり方を繰り返すのが好きです。
習慣がストレス解消になります。
逆に、習慣を乱されるとパニックになります。
風俗店に出勤したら、何か一つ、習慣を作ってください。
その習慣に逃げることが、あなたの心を落ち着かせます。
知らない男の連絡先で溢れていた
ある日、散歩から帰ってきたあいちゃんが私に泣きついてきました。
「ずっとストーカーされてる」と。
嫌な予感がして、「連絡先は教えたの?」と聞くと頷きます。
スマホを見せてもらうと、あいちゃんのLINEは知らない男性たちで溢れかえっていました。
実は、散歩している途中に何人もの男たちからナンパ被害にあって断れなかったのです。
思い返すと、あいちゃんは人に頼まれると断れない性質がありました。
「どうして断れないの?」と話を聞いてみると、2つのことが分かりました。
・そもそも人の頼みを断ると自分が悪い気になる
・断るとしつこく来られて面倒くさいので、耐えられない
そこで、散歩から帰ってくると増えている男性の連絡先を、毎回片っ端からブロックすることにしました。
「ノーと言えない」アスペルガーの子は多く、ノーと言うこと自体が大きなストレスになります。
あいちゃんには、寄ってくる男性と連絡先だけ交換しその場を離れるよう約束しました。
ナンパされる場面をロールプレイし、逃げる練習をしました。
あらかじめ対処方法や断り文句を決めておくのをオススメします。
また、声をかけてくるスカウトには絶対関わらないでください。
スカウトは自分たちがお金を稼ぐために、女の子を商売道具として見ています。
甘い文句を言われても、ついて行ったらいけません。
あいちゃんは一度車で連れ去られそうになりました・・・(笑)
集団待機室で「○○ちゃんは生でやってるの?」と聞いた事件
仕事の予約が入らない間、待機室で集団待機をします。
幸いなことに、あいちゃんを可愛がる先輩の風俗嬢が数人できました。
しかし、あるとき空気が凍りつく発言をあいちゃんはしてしまいます。
どの風俗店にも、お店の噂や女性の感想を書き込むネット掲示板があります。
あいちゃんも掲示板を見ていたのでしょう。
当時お店でランキング1位だった女の子の名前をみんなの前で口に出し、私に質問したのです。
「○○ちゃんは生でやってるの?」
待機室の女の子たちは黙りこみました。
ヘルス店は本番行為はもちろん禁止であり、素股をするときもコンドームをつけるよう教育します。
でも実際部屋の中で女の子が何をしているのかは、どうしても分からない部分があります。
なのでグレーゾーンであり、暗黙の了解でみんな口には出さないのです。
あいちゃんは、違いました。
私に質問したあいちゃんの顔を見れば、純粋に疑問に思っただけだとすぐ分かりました。
そこに悪意はなかったのです。
アスペルガーの子は、悪気はないけど思ったことを口に出してしまいます。
暗黙のルールや空気を読むことがうまくできません。
それが理由で、人とのコミュニケーションがうまくいきません。
私は彼女と二人っきりの時に言いました。
「ネットの掲示板は、悪口ばかりだったでしょう?
あいちゃんの嘘の悪口が書かれていたら、悲しいでしょう?
私も悲しい。みんな悲しいの。だから見ないと約束して」
そもそもあいちゃんは、自分が見た掲示板の書き込みが悪いものだと分かっていませんでした。
風俗で働いていれば、掲示板だけじゃなく、あなたを傷つけようとする噂は耳にします。
気にする必要はありません、ぜんぶ嘘です。
本当のことはあなたが知っていますよね?
あなたは自分を傷つけようとする情報をシャットアウトすればいいのです。
あらかじめ心構えができていれば、傷つかないで良くなります。
そして本指名ランキング1位に
本指名とは、一度きたお客様がまたあなたに会いに来ること。
あいちゃんはお店の中で一番人気になりました。
発達障害やアスペルガーの女性は、精神年齢が子どものことがよくあります。
その子どもっぽさが、人気の理由でした。
子どもらしさが可愛いねって、よく言われたそうです。
あいちゃんが頑張れた理由は、自分の守り方を身につけたから。
悪いお客様の対処法を、練習してきたから。
発達障害やアスペルガーはあなたの武器です。
けっしてマイナスではありません。
忘れないでください。
【体験談】発達障害・アスペルガー風俗嬢の声
アスペルガーや発達障害があっても、風俗嬢として活躍している女性はいっぱいいます。
そんな彼女たちの声を集めてみました。
アスペ持ち風俗嬢の声
アスペ持ち風俗嬢の声
やりやすい
風俗歴2年
アスペ持ち風俗嬢の声
人間関係だいじ
風俗歴4年
いらないこと言うと怒られるし、かと言って黙ってると感じ悪く思われる(>_<)
今まで一番長く続いた店は店長が発達障害っぽかったとこ!(笑)
こんな私を受け入れてくれた唯一好きな店。
また戻って来てって言われてるからいま考え中
ここから分かることは、
・店舗の従業員とのコミュニケーションが大変
・慣れたら大丈夫
・店長やスタッフとの相性が大事
でした。
発達障害・アスペルガーの風俗嬢でも大丈夫!まとめ
アスペルガー・発達障害でも幸せに働く方法をまとめます。
・自分の症状・病気のことをちゃんと知る
→病院で受診する(大学病院や総合病院、精神科)
・性の知識を身につける
→インターネットでも図書館でもOK
・風俗店の面接で病気のことを正直に話す
→受け入れてくれる店だけをえらぶ
・店舗のスタッフを味方につける
→何度か相談していれば味方になってくれる
・自分だけのストレス解消法を見つける
→簡単にできること(散歩、スマホゲーム、枕を殴る)
向いている
風俗歴1年