デリヘルとは「デリバリーヘルス」の略語です。
つまり、デリヘルの意味は「風俗嬢をホテルやお客様の自宅にデリバリーする派遣型ヘルス」言い換えるなら、出張ヘルスですね。
実店舗や受付所を持たずマンションやビルの一室を拠点にして、電話で受付をする無店舗型の風俗店になります。
お店のドライバーに送迎してもらう場合がほとんどですが、近隣の場合は自分で移動することもあります。最近は電車で移動して交通費を女性に付けてくれるお店もあるようです。
風営法の制限がなく24時間営業も可能なため、深夜から早朝にかけての時間帯で働きたい女性に人気の業種です。
今回のコラムは、そんなデリヘルというお仕事について掘り下げてみます。
デリヘルのサービス内容は?
デリヘルでは本番行為(セックス)以外のほぼすべてのヘルスプレイを提供します。
ヘルスプレイの基本プレイには、主に下記のようなものがあります。
全身リップ
フェラチオ
素股
シックスナイン
玉舐め
アナル舐め
手コキ
口内発射
プレイを淡々とこなすよりも、カノジョになりきってイチャイチャする「恋人接客」がお客様に喜ばれます。
脱ぐ、舐める、触る(触られる)といったサービスになるので、そうした接触プレイが苦手な女の子にはちょっときついかも。
また、お店によっては基本のヘルスプレイ以外に、有料のオプション(後述)を用意しているところもあります。
デリヘルの業態には、コンセプトによってさまざまな種類があります
例えば
……etc.
他に、派遣型のイメージクラブ(イメクラ)やM性感などのコンセプトもデリヘルに含まれる場合があります。
デリヘルにそんな不安を抱く女の子もいると思いますが、危険がないようにお店側もちゃんと対策をしています。
電話連絡やGPSで派遣先を把握していますし、遠方に出張した場合はもちろんドライバーが近くで待機してトラブルに備えています。
また、トラブルを防ぐために事前に同意書にサインを書いてもらった上で女の子を派遣したり、ドライバーさんが精算を行うなど、独自の取り組みを行っているお店もあります。
デリヘルと他の風俗との違い
デリヘルと他の風俗の仕事内容の違いは、以下のようになります。
デリヘル | お客様が指定した場所(ホテルやレンタルルーム、自宅など)に派遣される |
ホテヘル(ホテルヘルス) | お客様が店舗で受付後、指定したホテルに派遣されて性サービスを提供する |
店舗型ヘルス | 実店舗があり、店内で性サービスを提供する |
デリヘルとホテヘルは同じ派遣型風俗ですが、「派遣される場所」に大きな違いがあります。
ホテルヘルスは必ずホテルに派遣されるのに対し、デリヘルではお客様の自宅やホテル、レンタルルームなどさまざまです。
そのため、ホテヘルは必ずホテルがある地域でお仕事をしますが、デリヘルは基本的に全国各地どんな場所でも営業できます。
また、店舗型風俗よりも開業しやすく、現在の風俗業界の主流となっています。
デリヘルの一日の流れ
デリヘル嬢の一日のお仕事の流れを簡単にご紹介します。
出勤~待機
事務所に出勤したら、お仕事が来るまで待機室で待ちます。
待機方法はお店によって異なります。
大部屋(集団待機)、個室、中には「自宅や事務所近くのネットカフェもOK」といったケースもあります。
車でプレイ場所へ移動
お仕事が入ったら、プレイ道具が入ったバッグを持ってお客様が指定した場所へ移動します。移動は基本的にお店の車やタクシーでの送迎となります。
出張先は、主にホテルやレンタルルーム、お客様のご自宅など。
移動中は化粧直しや写メ日記を書くなど、自由に過ごしてOKです。
指定される場所はホテル(ラブホテルやビジネスホテル)のほか、お客様の自宅も含まれます。
また、その他にもレンタルルームに女の子を派遣するケースもあります。
レンタルルームとは、時間単位で貸し出される有料の個室のこと。30分単位で料金が設定されており、ラブホテルよりも比較的安価で利用できるのが特徴です。
対面して挨拶~インコール
お客様の元へ到着したら、軽く挨拶や自己紹介をします。
その後、利用コース時間を確認してお店にプレイ開始の電話を入れます(インコール)。
インコールしたらお客様から料金を受け取り、タイマーをセット。
コース終了時間にタイマーを鳴らすと、シャワーを浴びる時間がなくなってしまいます。終了時間の5~15分前にセットしておきましょう。
シャワーを浴びてプレイ開始
インコールと料金の清算をして、シャワールームへ。
お客様は衛生管理ができている良客ばかりとは限りません。性病感染を防ぐためにも、身体はしっかりと洗いましょう
シャワーを浴びたら、ベッドに移動してヘルスサービスを開始します。
ちなみに、デリヘルでは性器の挿入を伴う本番行為は厳禁です。
プレイ終了~アウトコール
タイマーが鳴ったら、プレイ終了です。
シャワーを浴び、着替えなど帰り支度が整ったらお店にプレイが終わった旨を連絡します(アウトコール)。
次の予約が入っていなければ、事務所へ戻ってお仕事が入るまで待機します。あとは1~3の繰り返し。
勤務時間が終わった場合はその日のお給料を受け取って終了です。
風俗は基本的に「日払い制」を採用しています。退勤後にその日働いた分の給料を清算し、現金で受け取るイメージです。
デリヘルのお給料事情
デリヘルのお給料は、日払いの完全歩合制が基本。
こなした接客数に応じてバック額(女の子の手取り分)が変わる給与システムを採用しています。
また、指名料やオプション料金も加算されます。
どのくらい稼げるかは、1日に何時間働けるか、月に何日出勤できるかでケースバイケース。積極的に出勤してお客様を獲得できれば、かなりの高収入が望めます。
ただし、完全歩合制のため、指名客やフリー客がつかないと思うように稼げないこともあります。
格安店・大衆店・高級店などお店のランクによって異なりますが、お茶引き(お客様がつかず暇な状態)でない限り、一日に稼げる日給は平均3~5万円が相場と言われています。
デリヘルのバック率とランクアップ
デリヘルでは女の子がランク付けされていて、指名が入る女の子はランクアップしていくシステムが主流です。
ランクが上がると、その分バック率も上がります。また、コース時間が長いほど料金が高くなるため、女の子へのバック金額も高くなる仕組みとなっています。
デリヘルのオプションプレイについて
オプションは、基本プレイとは別に用意されているサービスのこと。
お客様は追加料金を支払うことでオプションサービスを受けることができます。
オプションはお店によってさまざまなものが用意されています。その一部をご紹介します。
コスプレ
制服や水着などを着用してのプレイ
ごっくん
口内に射精後、女の子に飲み込んでもらうプレイ
聖水(放尿)
女の子がおしっこをする姿をお客様が見るプレイ(応用バージョンに、おしっこを飲む「飲尿」もあり)
ポラロイド撮影
プレイ中にポラロイドカメラで女の子を撮影(顔や性器はNGなど女の子自身が決められます)
AF
AF(アナルファック)は、女の子の肛門(アナル)に男性器を挿入するプレイ
3P
同じお店の他の女の子を交えて、女2人×お客様1人でプレイ
基本的にはオプションのOKやNGを設定しておくことが可能です。
ただし、オプション料金は100%女の子のお給料になることがほとんどなので、なるべくNGが少ない方が稼ぎやすくなります。
裏オプとは?
裏オプとは、お店が用意した正式なオプションではない、裏のオプションのことです。
デリヘルでは「ゴムあり本番・ゴム無し本番」が裏オプションの主流になっています。なかには「中出し(膣内射精)」を裏オプションにしている女の子もいるとか。
デリヘルでの本番は違法行為ですから、発覚した場合はお店を巻き込んだトラブルになりがちです。絶対にやめておきましょう。
デリヘルで注意しておくべきこと
本番行為は絶対にしない
繰り返しになりますが……デリヘルで本番行為は厳禁です!
お客様も禁止だと分かっているはずですが、なかにはプレイ中に気分が盛り上がってしまい「挿入させて」と本番交渉をしてくることがあります。
その場合、例え相手が冗談半分のつもりでも断るのが鉄則。
やんわりと断っても聞いてくれないなら、その時点でプレイを切り上げてすぐにお店に連絡をすること。
あまりにもしつこいようなら、スタッフに言ってお店を出禁にしてもらいましょう。
盗撮されやすい
デリヘルで注意したいのが、お客様による「盗撮」行為です。
デリヘルはお客様の自宅で接客するケースもあるため、事前に隠しカメラを仕込まれたりするリスクはゼロではありません。
とは言え、盗撮を見抜く方法はあります。
やはり、隠し撮りをしようとする人はどこか挙動不審になるものです。お客様が不審な行動をしているときは即刻サービスを中止してお店に連絡しましょう。
盗撮を見抜く方法については、下記のコラムで解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
デリヘルについてよくある質問
デリヘルで稼ぎやすい時期はある?
デリヘルの繁忙期、閑散期は何月なのでしょうか。
デリヘルで比較的稼ぎやすい繁忙期は、春先(お正月・入学シーズン)やゴールデンウィーク、夏・冬のボーナス時期です。
ゴールデンウィークや夏休みは、出稼ぎにも適したシーズンだと言えます。
閑散期は、上記のイベントが終わった直後。具体的には2月や6月、9月~11月あたりは財布の紐が固くなる傾向があります。
お客様にもらった差し入れはどうすればいい?
お客様からいただく差し入れは、嬉しい反面、ちょっと困ってしまうこともありますよね。
中でも困るのが、お菓子類。衛生面が心配なら、受け取ってもその場で口に入れず「お腹いっぱいだから後でいただきます」と対応するのいいでしょう。
旅行などのお土産で、自分一人では食べきれないときはスタッフにあげるのもいいですね。
また、悪質客になると、差し入れのぬいぐるみなどに隠しカメラを仕込むケースも。自宅には無防備に置かない方がベターだと言えます。
デリヘルの面接で個人情報を教えても大丈夫?
デリヘルが個人情報(氏名、年齢、住所、電話番号など)を聞くのは、就労資格の確認や従業員名簿の作成のためです。
風俗店と聞くと怪しいイメージを抱くかもしれませんが、これらの情報をデリヘルが悪用することはありません。
なぜなら、法律を破ってもデリヘルになんのメリットもないからです。
もしもスタッフ個人の勝手な行為で個人情報が流出すれば、店の管理責任が問われます。
そうなればお店の評判が下がり、女の子が集まらなくなります。お店にとっては大変な損失ですよね。
だから、お店に個人情報を聞かれた場合は正直に答えても大丈夫ですよ。
まとめ
ここまで説明したことをまとめると、デリヘルは24時間営業でスキマ時間に働けるのがメリット。また、コンセプトが多彩なので、自分に合ったお店を選べるのが魅力です。
現在、風俗業界ではデリヘルが主流であり、男性からの需要がとても高い業種となっています。
デリヘルの基本的なプレイは比較的簡単な内容なので、風俗未経験の女の子でも働きやすい業種だと言えるでしょう。
高収入バイトを考えている女の子は、デリヘルからスタートするのを検討してみることをおすすめします!