縄などで縛ったり、専用の拘束具を嵌めたりして身動きできなくするSMプレイの一種です。
大丈夫。正しくやれば、拘束プレイは、危険な行為ではありません。
拘束プレイは風俗でも人気があって、SMクラブのような本格店からイメクラまでいろんなお店で行われてます。
プレイのバリエーションもハードからソフトまでさまざま。
このコラムでは、イメクラなどで行われている拘束プレイを主に紹介していきます。
安全にできるやり方を紹介していくので、安心してくださいね。
そもそも「拘束」ってなに?
こう‐そく【拘束】
読み方:こうそく[名](スル)《「拘」はとらえる、「束」はしばる意》
1 思想・行動などの自由を制限すること。「時間に—される」
2 犯人や被告などの行動・自由を制限すること。「身柄を—する」
つまり、拘束とは身体的な自由を奪う意味にも、精神的な自由を奪う意味にも使われます。
(このコラムで扱うのはもちろん、エッチな意味における「身体的拘束」です!)
拘束プレイはSMやフェティシズムと親和性が高く、下記のような用語とも関連があります。
DID
DID(ディー・アイ・ディー)は、物語の中で敵に拘束されている女性を見て、興奮する性癖の一種。
例えば、
時代劇で、町娘やくノ一がお縄にされる
某人気ゲームでピ〇チ姫が囚われの身になる
など、シチュエーションはいろいろです。
ちなみに、DIDは「Damsels in Distress」の略で「危機に陥る女性」「囚われの姫君」を意味します。
DIDは海外では一般的なフェティシズムとされているそうです。
ヒロピン
ピロピンは「ヒロインピンチ」の略。
アニメやゲーム、特撮番組などのヒロインがピンチになって、やられそうになっている姿に興奮するフェティシズムです!
しばしば敵に捕まったり拘束されたりするため、DIDと同じシチュエーションでよく用いられます。
イメクラでのシチュエーションプレイにも応用できますね(実際、ヒロピンに特化した風俗店も存在します)。
BDSM
BDSMの「BD」は、Bondage(ボンデージ:拘束)とDiscipline(ディシプリン:躾)を意味します。
※SMはサディズムとマゾヒズムの意味です。
BDSMは西洋で発展したプレイで、革製の手枷(かせ)や足枷、首輪などが使われることが多いです。
拘束プレイをする男性の心理とは
それには、下記の理由があると考えられているようです。
女性を支配したいから
このように、拘束プレイで支配欲が満たされるという男性は多いです。
自分の支配欲を女性が全て受け入れてくれる姿に、たまらなく愛情を感じるのだそうです。
女性が恥じらう姿に萌える
恥ずかしい恰好を強いられても、手足を拘束されていて身動きできない……
そんな女性が大事な部分を隠そうとモジモジする姿に萌える、という男性もいます。
Sっ気が強い男性だと「相手が困っている姿を見ると興奮して、もっと責めたくなる」といったケースもあるとか。
SMに興味があるから
単純に「SMプレイの気分を味わいたい」という理由も多いです。
拘束プレイはSM初心者でも手軽に始められるので、興味がある人はまずここから挑戦するのがおすすめです。
拘束具にしても、専用グッズがなければ身近な日用品で代用することもできます。
ただし、ソフトSMではなくハードなプレイとなると話は別。
本格的な緊縛プレイを初心者が行なうのは危険です。くれぐれも手を出さないように!
拘束プレイでよく使われるアイテム
ロープ
風俗店では、綿などの柔らかな素材のロープがよく使われています。
ロープの素材としては、他にもナイロンやポリエステル、麻などがあります。
手枷・足枷
元々は拷問の際に相手が逃走しないように造られた拷問器具だったと言われています。
手枷・足枷には次の二種類のものがあります。
手枷・足枷の種類
風俗店で使われる手枷や足枷は、西洋のボンデージっぽいアイテムがほとんど。
装着部分がマジックテープ式になっており、すぐに外せるタイプが主流です。
手錠
もちろん、風俗店で使われるのは鍵がなくても簡単に取り外せるオモチャの手錠です。
風俗店の拘束プレイでは、これら上記3つのアイテムがよく使われます。
手枷や足枷が「無料オプション」という風俗店もあるので、ホームページなどでチェックしてみてください。
拘束プレイに使えるアイテムは他にもたくさんあります。
「プライベートでも拘束プレイをしたい」
――そんなときに手軽に使える、身近なアイテムもご紹介しておきましょう、
タオル・手拭い
タオル類は柔らかな素材が多く、摩擦による痛みや跡が残るなどのリスクが少ないアイテムです。
ただし比較的緩みやすく、縛られた側が拘束を解きたいときにすぐに外せるという面もあります。
あまり拘束向きではないものの、その分、初心者でも安心して使えるのはメリットと言えるでしょう。
中級者が使うなら、手拭いが便利。
手拭いは普通のタオルよりも生地が薄く、細長いため拘束に適しています。
少しねじってから結ぶとほどけにくくなるので、上級者にもおすすめです。
ネクタイ
ネクタイは、ソフトな素材なのに結びやすくて便利。
ビジネスマンなら普段から着用する機会が多く、入手しやすいのもメリットです。
100円ショップでも手軽に購入できます。
ベルト
革製のベルトは手軽に入手できますが、素材が硬く跡が残りやすいため、どちらかというと上級者向けです。
初心者が使うなら、カジュアルな布製のベルトを使うのがおすすめ。
ベルトがない場合、バスローブや浴衣の腰紐でも応用できますよ。
ストッキング
ストッキングは柔らかな素材が多く、拘束プレイに適しています。
ストッキングはデニール数(糸の太さ)で生地の厚さが変わってきます。初心者は、30デニール程度のものを選びましょう。
また、最近流行りの弾性ストッキングなら、中圧・強圧よりも弱圧タイプがおすすめです。
マスキングテープ
マスキングテープとは、塗装などをする際に使用される保護用の粘着テープ。養生テープとも呼ばれます。
マスキングテープは剥がすことを前提としているため、粘着力が弱いのが特徴です。
また、剥がしたあとの糊残りが少ないため、初心者でも拘束プレイに使いやすいアイテムだと言えます。
上級者には、より粘着力が強い医療用テープ(サージカルテープ)もおすすめです。
拘束ポーズのバリエーション
ここでは風俗店で使える、比較的簡単な拘束ポーズをメインにご紹介します。
イメクラなどの拘束プレイは、あくまでも「前戯」の一種。
そのため、すぐに拘束を解くことが前提であまり強く縛ったりすることはありません。
また、女の子の安全面を考慮し、完全に拘束するのではなくゆるめに縛って拘束の「気分」を楽しむニュアンスが強いです。
お祈り手首拘束(初級)
お祈りをするように胸元で手を組み、両手首を拘束します。身体的負担が比較的少なく、心理面でもまだ安心感がある拘束ポーズです。
頭上で手首拘束(初級)
手を頭の上で組んで、両手首を拘束します。腕は曲げた状態でかまいません。
中級者になると腕を「バンザイ」の恰好にして拘束するケースもあります。
後ろ手拘束(中級)
両手を後ろに回して、背後で手首を拘束します。身動きが取りにくい上、拘束された部分が視界に入らないため不安感が増すポーズです。
Y字拘束(中級)
バンザイした両手を「Yの字」にして手首を拘束します。両手はベッドの支柱などに鎖やロープでつながれるケースが多いです。
X字拘束(上級)
Y字拘束の応用バージョン。両手だけではなく、両足も開いて拘束します。
このポーズがちょうど「X」の形に見えるところからこう呼ばれています。
M字開脚拘束(上級)
拘束プレイでは、首から鎖や紐で吊り上げたり(上写真参照)、手と一緒に縛って強制的に開脚させたりするケースが多いです。
拘束プレイがもっと楽しくなるちょい足しプレイ
(日本の伝統的なSMのように「緊縛美」を鑑賞する拘束プレイもありますが、それはかなり上級者向けです)
初心者はここにもうひと工夫加えて、プレイを「ちょい足し」してみましょう。そうすることで拘束プレイの幅がぐっと広がりますよ。
拘束プレイと一緒に楽しみたいおすすめプレイをご紹介します。
言葉責め
言葉責めは手軽に取り入れやすく、拘束プレイと相性ぴったりなプレイ。
恥ずかしい拘束ポーズを取らされて
などと言葉責めで羞恥心を煽られたりしたら、さらに興奮すること間違いなし!
また、言葉責めには、言葉によって相手を拘束する一面もあります。
などといった言葉責めを拘束プレイに取り入れてみるといいでしょう。
拘束プレイに加えて、羞恥プレイや言葉責めなど複数のSM要素を楽しめますよ。
アダルトグッズを併用
拘束プレイ+アダルトグッズの組み合わせもおすすめです。
拘束中は大人のおもちゃで責められても抵抗できないため、より高い興奮度を楽しめることでしょう。
ちなみに、アダルトグッズは風俗店のオプションとしても定番のアイテムです。
ポピュラーなアダルトグッズをいくつかご紹介しましょう。
バイブ
女性器に挿入して、振動によって快感を得られる電動式アダルトグッズ。
商品によって、ヘッド部分の振動や回転の仕方にそれぞれ特徴があります。
クリトリスと同時に刺激できる2股タイプのバイブも人気です。
ローター
クリトリスに当てるだけでなく、挿入もできて使い勝手のいいアダルトグッズ。
サイズが小さめなので持ち運びしやすく、ホテルに持参するのにも便利。初心者におすすめのアイテムです。
オルガスター
アヒルの置物に似た独特な形状で、女性器へのフィット感とクリトリスへの刺激を同時に楽しめるアダルトグッズです。
膣に挿入する部分に膨らみがあることと、クリトリスに当たる部分には全体的に柔らかいイボ状の突起があることが最大の特徴。
アダルトグッズとしてはバイブの一種ですが、発売元の株式会社メルシーはローターに分類しています。
電マ
「電気マッサージ器」の略称。厳密にはアダルトグッズではありませんが、今では性的なプレイに多く使われていますね。
超強力な振動がクリトリスを刺激し、拘束プレイと組み合わせると、逃げたくても逃げられない強烈な快感を味わえます。
クリトリスに直接当てるなら、洗える「防水タイプ」を選ぶのがおすすめ。
ちなみに、ヘッドに装着すればバイブとしても使えるアタッチメントなども豊富に揃っています。
刷毛(はけ)・筆
アダルトグッズとして使える日用品。拘束された状態での「くすぐりプレイ」と相性抜群です。
アイマスク
といったドキドキ感を味わえます。
タオル類も目隠しとして代用できますが、初心者はアイマスクを使うことがおすすめ。
アイマスクは使いやすく、ソフト素材から本格的なレザー素材まで種類も豊富に揃っています。
風俗店には、マイマスクをオプションとして用意しているところもありますよ。
拘束コースがあるおすすめ風俗
拘束プレイは、イメクラなどの風俗ではポピュラーなプレイ。
シンデレラグループにも「拘束コース」を用意しているお店があります。
気になった方はホームページをチェックしてみてくださいね。
拘束コースあり。オプションで【手かせ】が無料!
拘束夜這いコースあり
拘束コースあり。オプションで【拘束ひも】と【はけ】が無料!
まとめ
今回は、風俗における拘束プレイをご紹介しました。
拘束プレイはソフトな行為なら危なくない、とご理解いただけたましたか?
もしもこのコラムで拘束プレイに興味をもって
と思った方は、必ず(必ずです!)信頼できるパートナーとプレイをするようにください。
そうしないと無理に縛られて鬱血したり体に痕が残ったりして、それこそ危険。最悪、重大事故につながってしまうリスクもあり得ます。
もしもに備えて、プレイを中断する「セーフワード」を決めておくことも大切です。
「痛い」とか「やめて」といった曖昧なワードだと、本当に限界かどうか判断がつかないことがあるので注意!
ルールを正しく守って、拘束プレイをエンジョイしましょうね。