イヤイヤ病と聞いて、あなたはどんな症状を思い浮かべますか?
自己主張が激しい魔の2歳児が「イヤイヤ~!」とゴネること……
このコラムで取り上げるのは大人――特に、風俗嬢が直面するイヤイヤ病のこと。
風俗で働く女の子が、お仕事への嫌悪感MAXになってしまう状態を指します!
今回は「出勤イヤイヤ病」「仕事イヤイヤ病」とも呼ばれる、この問題を考えます。
風俗嬢の「出勤イヤイヤ病」とは?
もしかして、あなたも今、イヤイヤ病の真っ最中(または一歩手前)ではありませんか?
イヤイヤ病なんて言われると「私、病気?」と余計ネガティブな気分になってしまうかもしれませんよね(ごめんなさい)。
聞き慣れないかもしれませんが、実は「イヤイヤ病」は風俗業界では普通に使われる言葉なんです。
始めて耳にする方のために、症状を簡単にまとめておきましょう。
出勤イヤイヤ病の症状
・精神不安定な状態が続いて辛い
・仕事だけではなく、自分自身も嫌になる
風俗におけるイヤイヤ病の特徴は、一般職の出社したくてもできない出社拒否症とは違って、根っこの部分に仕事自体への嫌悪感があったりします。
そのため、お店やお客様に対してだけではなく、その拒否反応の矛先が自分自身にも向けられてしまうのが厄介なところですね。
このイヤイヤ病は、ある日突然かかります(身に覚えがある方も多いはず)。
イヤイヤ病は風俗のお仕事に慣れてきた頃に「発症」するケースが大半です。
どうして、そうなるのでしょう?
風俗に入った当初は環境の変化が目まぐるしく、覚えることもたくさんあってイヤイヤと言っている場合じゃありません。
しかし、仕事に慣れて、経済的な事情も少し落ち着いてくると気持ちに隙ができ、ある日いきなりイヤイヤ病を発症します。
突然「お店に行くのが嫌、お仕事が嫌、接客が嫌」になって、何もかもが嫌、何をするのも気だるいという状態になってしまうわけです。
風俗嬢はなぜ出勤イヤイヤ病になるのか
風俗は「高収入」を得られるところが一番の魅力ですよね。
その代わり、お仕事の内容はキツイです。
初対面の男性のオチ○チンを見たり触ったりして、射精させてあげなくてはなりません。
それに、好きでもない相手と恋人のようにラブラブな接し方をしなくてはいけません。
でも、やってみたら意外とできちゃったりするんですよね。
ヒトは環境によって変わってしまう生き物なので、大抵の場合、はじめはキツイと思ってもやっているうちに「なんだ、こんなもんか」と慣れてしまったりします。
それに「お金を稼ぐため」と割り切ると、案外平気になれたりするものです。
……しかし!
実は、心の奥はその間にも知らず知らずのうちに少しずつむしばまれているんです。
小さな「イヤイヤ」がボディブローのように効いてきて、そしてある日、何らかの原因で心がポッキリと折れてしまいます。
その「原因」とは、一体何でしょうか?
出勤イヤイヤ病になりやすい要因とは
1:嫌なお客に連続して当たった
イヤイヤ病になる要因でもっとも多いのがこれですね。
嫌なお客というのは
嫌味や暴言を吐いてくるお客
不潔・不衛生なお客
……etc.
いわゆる「ク〇客」というやつです。
残念なことですが、風俗のお仕事をしているとこうした人種には絶対に当たってしまい、なかなか避けては通れないものです。
ただでさえキツイお仕事なのに、嫌なお客に当たってしまうとやる気をなくしてしまうのももっともなことだと思います。
こうした地雷客は「とりあえずやり過ごす」か「そもそも寄せ付けないようにする」しかありません。
その方法は下記のコラムでも触れているので、参考に一読してみてください。
2:目標を見失ってしまった
風俗に入ったばかりの頃は「お金を貯めて、こういう自分になりたい」という夢があったと思います。
しかし、日々のお仕事に追われていると、その目標を見失ってしまうことも。。
つい散財してしまって目標金額をなかなか達成できなかったり、指名がつかなくて思っていたよりも稼げなかったり……。
そんなことが続くと「どうして自分はこんなキツイ仕事をしているんだろう」なんてネガティブな気持ちになってしまいがちです。
そんなときは、もう一度目標を立て直してみるか、気分転換してみることをおすすめします。
上記がイヤイヤ病を引き起こしやすい二大要因となります。
他に、プライベートで彼氏ができたきっかけで、風俗勤めが嫌になるケースもあります。
彼氏ができると「好きな人以外に触られるのもNG!」となってしまう女性は少なくありません。
この場合、恋とお仕事を天秤にかけることになります。そのため、自分の気持ちに正直に決断することが何よりも大切でしょう。
風俗嬢が出勤イヤイヤ病になったときの対処法
風俗で働く以上、イヤイヤ病は誰でもかかる可能性がある「職業病」みたいなものです。
出勤イヤイヤ病になってしまったら、いっそ風俗勤めをやめてしまうという選択肢もあるとは思います。
しかし、さまざまな理由でそう簡単にいかない場合もありますよね。例えば「目標金額が溜まっていない」「次のステップが決まっていない」とか。
そんな場合には、とりあえず何らかの対処をする必要があります。
とは言え、イヤイヤ病の完全治癒はなかなか困難です。そのため、ここでは「対処療法」をいくつかご紹介したいと思います。
対処法1:休暇を取ってリフレッシュする
風俗嬢の出勤イヤイヤ病に最も効果的なのが、ずばり「風俗抜き」。すなわち、しばらく風俗から離れた生活をしてみることです。
風俗のお仕事のメリットは「完全自由出勤制」。
体調やメンタルが弱っているときは、無理に出勤する必要はありません。
お店側にしたら長期間休まれると痛いかもしれませんが、そんなことよりも自分が第一。むしろ休んで心も体もリフレッシュした方が、長い目で見たら自分のためにもお店のためにもいい結果となります。
イヤイヤ病はやはり精神的なストレスからくることが多いので、辛いときは思い切って休むのが一番。どこか旅行にでも行ったりして気分転換すれば、やる気も回復するというものです。
旅に出かけて、脳内がスッキリとした経験ってありませんか?
これは旅行中に違う景色を見たり、新しい経験を得たりすることで脳が活性化するためです。
また、旅をすることでセロトニンと呼ばれる幸福ホルモンも分泌されるそうですよ!
対処法2:軽い運動をする
運動で汗を掻いてみるのも気分転換には効果的です。
ハードな運動をする必要はありません。軽いエクササイズで全然OK。最近はチョ〇ザップみたいな気軽に使えるジムもあるので、そんな施設も使ってみてもいいでしょう。
運動にも、脳内に幸福ホルモンを分泌させる効果があります。また、運動に集中することは、嫌なことを忘れて脳をOFFにすることにも役立ちます。
気持ちよく汗をかいたら、きっとリフレッシュできますよ。
対処法3:自分にご褒美あげる
イヤイヤ病になりやすい女性は、つい頑張りすぎてしまう傾向があります。
だったら、この機会に頑張ってきた自分にご褒美をあげてみてはいかが?
例えば、今まで我慢してきたスイーツを食べるとか。
スイーツなら、大豆イソフラボンの含まれた食事がいいでしょう。イソフラボンは、ホルモンバランスを整えてストレスをやわらげてくれます。
また、ビタミンEが多く含まれるナッツ類もおすすめですよ。
私がイチ押ししたいご褒美は「欲しいものを買うこと」です!
イヤイヤ病になってしまったときは、女子が大好きなお買い物でストレス発散させるんです。
キツイ目に遭いながら頑張ってきたんですよ。少しくらいは自分にご褒美をあげてもいいじゃありませんか。
物欲を満たすと、次のモノが欲しくなって、そのために「また頑張ってみよう」という気持ちになるものです。
これって、つまり一石二鳥ですよね?
とは言え、散財はしすぎないように気をつけましょう。
まとめ
今回は風俗嬢に多いと言われる「出勤イヤイヤ病」について、その原因と対処法をご紹介しました。
強くお伝えしておきたいのは、イヤイヤ病になってしまったら無理しないのが一番だということ。
上述した通り、イヤイヤ病は風俗嬢にとって「職業病」みたいなものです。
というか、一般OLでもイヤイヤ病になる人はいます。だから、一般職の何十倍もキツイお仕事をしている風俗嬢がイヤイヤ病にかかってしまうのも無理ありません。
辛い気持ちはわかりますが、イヤイヤ病になってもあまり落ち込まないのが一番だと思います!