皆さんはアダルトグッズをよく使っていますか?
風俗のオプションでローターやバイブ、電マなどの大人のおもちゃを使った経験があるという女の子も多いと思います。または、プライベートのオナニー用にマイバイブを持っているコもいるかもしれませんね。
でも「アダルトグッズにはどんな種類があるか知ってる?」と聞かれたら、自信をもって答えられる女の子は少ないのでは?
そんなわけで、今回はアダルトグッズの豆知識――種類や選び方、歴史などを語っていきたいと思います。
アダルトグッズの代表的な種類
アダルトグッズはマニアックなものも含めるとたくさんありますが、とりあえず一般的な風俗などで使われるものを分類してまとめてみました。
【女性向け】
バイブレーター、ローター、ディルド、ペニスバンド、電マ、コスプレ用品
【男性向け】
オナホール、エネマグラ
【男女兼用】
拘束具、アナルバイブ、ローション
それぞれ詳しく見ていきましょう。
バイブレーター
回転モーターがブルブルと振動して、性的快楽を与える電動式の性具。膣内に挿入したり、乳首などの性感帯に刺激を与えたりできます。主に女性用として分類しましたが、男性の乳首責め用に使ってもOK。
種類はスティック(棒)状のタイプと卵型のタイプに分かれます。大抵、バイブレーターといった場合は前者の棒タイプを指し、バイブと略して呼ばれたりします。
一方、卵型は一般的に「ローター」と区別して呼ばれます。
振動のオン/オフや強弱は手元のスイッチ操作で行われますが、リモコンによって振動を遠隔操作できるタイプの商品もあります(例:とびっこ)
ローター
先述したように、卵のように丸い形状をした小型バイブレーター。卵型をしているため、英語では「egg vibrator」「bullet vibrator」とも呼ばれます。
ピンク色をした「ピンクローター」が有名ですが、最近では種類が豊富になりカラフルな見た目のものが増えています。
ディルド
男性器を模した棒状の形をした性具。張形(はりがた)とも呼ばれます。
スティック型のバイブと同じく膣内に挿入するグッズですが、電動式ではなく振動やスイングといった運動機能を備えていない点が異なります。
変わったところでは、ディルドの両端が亀頭の形状になっていて、女性同士が性器と性器を結合してレズセックスできる「双頭ディルド」もあります。
ディルドの歴史は古く、ドイツの洞窟からは紀元前2800年に造られた、シルト岩製のディルドが発掘されているそうです。
ペニスバンド
ディルドの一種。ペニバンと略されることもあります。
女性の腰にディルドをベルトで装着し、相手に挿入したりフェラをさせたりするための疑似ペニスです。主にレズセックスで使われますが、SMなどで女性が男性にアナルセックスをするときにも使用されます。
電マ
体のコリをほぐす健康器具=「電気マッサージ器」の略称。本来アダルトグッズではありませんが、アダルトビデオなどで使われたで性具として認知されるようになりました。
ヘッド部分が振動し、性感帯に刺激を与えます。バイブレーターが電池で動くのに対し、電マはAC電源から電気供給を受けるため強烈な振動を得られるのが特徴です。
コスプレ用品
コスプレとは「コスチュームプレイ」の略。特定の職業やアニメ・ゲームのキャラクターの衣装(コスチューム)を着ることで、その人物になりきるためのグッズです。
風俗ではオプションにコスプレがあり、イメージプレイができるお店がたくさんあります。女子校生風の制服やナース、OLなどの衣装がお客様に人気のようです。
オナホール
女性器を模した穴(ホール)に男性がペニスを挿入するオナニー補助グッズ。
柔らかくて弾力のある素材でできており、ひだひだのついた穴に男性器を挿入して自慰を楽しみます。商品によって弾力や内部構造がさまざまあり、なかには人気AV女優の膣の形や感触を再現した商品などもあるようです。
洗って何度も使える通常のオナホール以外に、最近では「オナカップ」と呼ばれるカップ状の使い捨てタイプが人気。代表的なところでは「TENGA」が有名です。
また、女性だけでなく下半身を模して腰を振って使用できる人型タイプや、電動式のオナホールなど、多種の商品ラインナップが販売されています。
エネマグラ
男性のアヌス(お尻の穴)に挿入して、前立腺と呼ばれる部位を刺激するグッズ。元々は前立腺疾患を抱える男性患者に医師が前立腺マッサージを施すための治療具でした。
前立腺を開発することで、射精をしなくてもオーガズムに達する「ドライオーガズム」が得られるようになります。そのため、アナルプレイ好きの男性には人気のグッズです。
拘束具
文字通り、体の一部を拘束するための性具。
ポピュラーなものに、おもちゃの手錠やアイマスクがあります。他にも代表的な拘束具にはこんなものがあります。
首輪
ボールギャグ
猿ぐつわ
結束バンド
縄・ロープ
貞操帯
アナルグッズ
お尻の穴を刺激するための性具。性別によらず、女性にも男性にも使えます。
代表的なものにアナルバイブやアナルローター、アナルディルドなどがあります。他に、下記のようなアナルグッズがあります。
アナルビーズ・アナルパール
数珠状の球体が連なった、スティックタイプのアナルディルド。
アナルプラグ
別名:アナル栓。肛門に栓をして排泄を我慢させたり、アナル拡張を施したりする性具。
アナルボール
プラスチックや硬質ゴム状の球。肛門に挿入して楽しみます。
アナルリーマー
ゆるいギザギザがついた円錐状の性具。
ローション
ぬるぬるの感触がクセになる潤滑材。オイルベース、シリコンベース、ウォーターベースの3タイプがあります。
滑りをよくするので手コキや素股、マットプレイなどによく使われます。また、アナルプレイの潤滑剤にも重宝されるアイテムです。
浴室で使用する際には、脚を滑らせて転倒しないように要注意。
今日から使える「アダルトグッズの歴史トリビア」3選
知っているとちょっと自慢できるかもしれないアダルトグッズの豆知識をご紹介します。
今日から早速使ってみてね。
バイブは元々、ヒステリー治療器だった
19世紀のヨーロッパでは、ヒステリー(不安障害やうつ病)は女性特有の症状とされ、性的欲求不満が主な要因と考えられていました。そこで、医師たちは女性を手術台に座らせて愛撫し「骨盤マッサージ」と呼ばれる治療を施していたとか。
バイブレーターもその治療の一環として、1,869年にジョージ・テイラーなる医師によって開発されたそうです。
アダルトショップは江戸時代からあった
日本にアダルトショップが誕生したのは、江戸時代。1626(寛永3)年に現在の東日本橋で創業した「四つ目屋」が記念すべき第一号店です。最初はいもりの黒焼きなどの媚薬をメインに販売していましたが、そのうちにアダルトグッズを売り出すようになりました。
店内は客同士の顔が見えないように照明が暗くなっていたと言いますから、プライバシー面も考慮されていたようです。それどころか、直接来店しなくても自宅まで商品を郵送してもらえる「通信販売」がすでに行われていたというから驚きです。
商品のラインアップも張形からオナホール、双頭ディルド、ペニスリングなど現代に引けをとらない品揃えだったとか。日本人は昔からエッチだったんですね。
バイブを「こけし」と呼ぶのはどうして?
電動バイブは、別名「電動こけし」とも呼ばれます。
実際、昔のバイブには頭にこけしのような顔が描かれていました。
これはなぜでしょうか?
実は終戦後の昭和23年、薬事法の改正によってアダルトグッズが医療機器の扱いとなり、厚生大臣の許可なしには公に販売できなくなった時期がありました。そこで、販売業者が苦し紛れにディルドに顔を掘り込み、こけし人形として販売したのがきっかけです。
その当時、バイブはアダルトグッズではなく、あくまでも「民芸品」という建前では販売されていたんですね。
まとめ
今回はアダルトグッズの種類や歴史についてお送りしました。
現代ではアダルトグッズがオンラインの専用ショップで女性も気軽に買えるようになり、デザインもインテリアとして置いても違和感がないほどおしゃれなものが増えてきました。
最近ではフェムテック(※)の流行で、セックストイ(女性用アダルトグッズ)の開発も盛んになっています。これから使い勝手のいいアダルトグッズがもっともっと増えそうな予感ですね!
※フェムテック(FemTech)とは
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