近年、ルッキズムという言葉をよく耳にします。
「ルッキズム」とは……
「外見にもとづく差別」であり、特に「身体的に魅力的でないと考えられる人々を差別的に扱うこと」を指す。外見至上主義という呼称もほぼ同義として扱われる
ウィキペディア「ルッキズム-Wikipedia」では、こんな風に説明されています。
この外見至上主義、風俗の世界でも残念なことによく見かけられます。
ちょっと前に「風俗嬢は見た目が9割」なんて本も話題になりましたが、男性に裸を見せる機会が多い風俗女子が気にすることと言えば見た目=体型。
なかでも、コンプレックスを抱いている女の子が多いと聞くのが「貧乳」問題です。
わたできでも貧乳に関する記事は過去に何度か掲載していますが、大事なことなのでもう一度お伝えしておきます。
貧乳で悩む必要なんてありませんよ!
今回はプチ乳にコンプレックスを抱いている女の子に向けてアドバイスします。
貧乳は「肉体的欠陥」……ってヒドすぎ!
先日、あるサイトで掲載された『「貧乳は障害である」ロシアの公的機関が認定! 大炎上するも、日本も他人事では済まされない現状』という記事が話題になりました。
この記事に、2018年にロシアで炎上したある広告が紹介されています。
問題の発端となったのは、ロシアの某建設会社が出した広告。レースの下着姿の女性が、胸をメジャーで測って困惑しているという絵柄になっています。
上に掲げたのが、その広告。記事を読むと、この広告は
「少ない予算(small prices)で、多くの複合施設(lots of complexes)をつくる」
という建設会社のポリシーを
「胸の小さな(small breast)女性は、肉体的コンプレックスが多い(a lot of complexes)」
といった言葉遊びに引っ掛けているようです。
この性差別的な表現が非難を浴びると、ロシア反独占局はただちに「女性に対する侮辱的なイメージが広告法に抵触している」として建設会社に罰金を命じました。
……これで治まればよかったのですが、問題はここから。ロシア反独占局が下した判決文の中にはこんな一文があったのです。
「識者会議は、同広告が“女性の肉体的欠陥”を指摘していることを認めた」
これを読んだ多くの国民は、ロシアの公的機関が貧乳を身体的欠陥だと認定したと大騒動になったというのです。おお、おそロシア!
風俗業界なら貧乳はむしろ「ステータス」
この騒動が問題なのは、多分ですが、ロシア当局がこれを悪気なく書いているということでしょう。きっと、これを書いた人(おそらく男性)は、本当に貧乳が身体障害だと思っていたのに違いありません。
同じことは日本でもよくありますよね。少し前に、某首相経験者が「女性がいると会議が長くなる」と言って炎上した件もそう。「この発言のどこが悪いの?」と真剣に思っているオジサン世代もまだそこそこいますから。
大体、さっきから私もこのコラムの中で貧乳、貧乳と何度も書いていますが、考えてみればこの言葉だってずいぶん失礼ま話です。乳が「貧しい」って、いったいなに?
最近は「微乳」とか「シンデレラバスト」なんて言い方もあるものの、貧乳という言葉はすっかり市民権を得ていて、なんだかなあ~って感じです。
あらためて言うまでもないことですが、貧乳は肉体的な「欠陥」ではありません。むしろ、魅力のある「個性」です。だから、もしも胸が小さなことにコンプレックスを抱いているとしても、深刻に悩まないでください。
過去にはこのコラムでも、貧乳はむしろステータスだと何度も主張してきました。巨乳よりも貧乳にフェチ心をくすぐられる男性は多く、バストが小さな女の子は風俗業界でも需要があって稼げるんです。
世の中にはいろんな性癖があって、貧乳好きな男性はたくさんいます。中には、バストが小さな女の子がサイズの合わないブラをしている姿に萌える「浮きブラフェチ」だって存在します!
もっと言うなら、貧乳どころか、胸の膨らみがほとんどない「無乳」(読み方は「むにゅう」または「ないちち」)を好む男性も。いわゆる「まな板」と呼ばれたりするバストです。
風俗業界における貧乳の定義は、一般的に「Aカップ以下」。AAカップやAAAカップの無乳もここに含まれます。
そうした女の子が稼ぎやすい風俗の業種は「オナクラ」や「M性感」、「ロリ系専門店(ヘルスやイメクラ)」となります。
そんなことない! やり方次第では、ちっぱいでもパイズリはできますよ。というか、そもそもパイズリにバストの大きさは関係ありません。
こちらのコラムに詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
貧乳に関する「よくある質問」
貧乳でもなぜ風俗で稼げるのか、上記のコラムでお分かりいただけたかと思います。
とは言っても、やっぱりできることなら「バストが少しでも大きくなればいいな」と思うのが女心ですよね。
そこで、ここからは「貧乳Q&A」。「微乳」や「ちっぱい」の女の子が抱きがちなお悩みに回答していきたいと思います。
貧乳になるのはどうして? 遺伝ですか?
バストの大きさは遺伝子に左右されると思われがちですが、必ずしもそればかりではないようです。
専門家によれば、遺伝的な要因は30%程度なのだとか。では残りの7割の要因は何なのかと言うと「環境」です。
バストが成長するためには女性ホルモンの分泌が欠かせませんが、生活環境が良くないと、このホルモン分泌が妨げられてしまうことがあるそうです。
女性ホルモンの分泌を低下される環境や悪習慣には、こんなものがあります。
ストレス・睡眠不足
ストレスや睡眠不足がたまると、自律神経が乱れがちになります。
自律神経が乱れると、女性ホルモンのバランスが崩れて分泌量が減ってしまいます。その結果、バストが小さくなってしまうのだとか。
無理な運動やダイエット
バストを大きくしたいなら、無理な運動はしない方がいいようです。
例えば、エアロビクスなどの「有酸素運動」。
有酸素運動はダイエットには良くても、バストが小さくなる原因になってしまいます。
筋トレなどの部分的に痩せるダイエットと違って、体全体の脂肪を少しずつ落としていく有酸素運動は、バストの脂肪まで落としてしまいがち。
エアロビクスと同様に、ランニングもやりすぎに要注意です。そう言えば、マラソンランナーにバストの大きい女性が少ないですよね。
また、過剰な食事制限など体に負担をかけ過ぎるダイエットもNGです。
過剰な食事制限は、バストだけでなく、全身の栄養が不足する原因となります。そのため、バストの脂肪も減少して貧乳になりがち。さらにストレスも溜まるので、ますます女性ホルモンの減少を招いてしまいます。
猫背
猫背の状態だと、バストをしっかり支える働きをする筋肉=大胸筋に全く力が入りません。
そのため、猫背の姿勢を続けていると、大胸筋が衰えてバストが垂れてきてしまいます。例え大きさは変わらなくても、垂れてしまったバストは小さく貧相に見えるのでマイナスな印象を与えてしまいます。
こうしたバランスの悪い姿勢を続けて生活していると、全身が血行不良になってしまいます。全身の血行不良は女性ホルモンの減少やバストの栄養不足を引き起こし、バストがますます小さくなるという悪循環におちいってしまうので要注意です。
体の冷え
姿勢が悪い状態を続けるのと同じく、体の冷えも全身の血の巡りを悪くします。体を冷やす食材や冷たい飲み物の過剰摂取、栄養バランスの取れていない食事習慣やクーラーのかけ過ぎなどは体を冷やす原因となってしまいます。
サイズの合わないブラ
サイズが合わないブラの着用を続けるのも、バストが小さくなる悪習慣です。
ブラが小さすぎると、バストや体を締め付けて血流が悪くなります。その結果、胸に栄養が行き届かなくなり、バストの脂肪が減少してしまいます。
逆に、サイズが大き過ぎるブラも、バストが脇や背中に流れてしまいがち。結果的に貧乳の原因となります(浮きブラ禁止⁉)。
バストを大きくするにはどうしたらいいですか?
バストを大きくする女性ホルモンの分泌は、18歳から20歳あたりがピークだとか。つまり、一般的にハタチぐらいがおっぱい成長期のピークとされています。
でも、成人してからでも育乳は可能です。バストをサイズアップさせるのは、今からでも遅くはありません!
基本的には、上述した「バストの成長を妨げる習慣」と真逆の生活をするのがコツです。
まずは、正しい睡眠習慣を身に付けること。
理想は、早寝早起きです。でも生活スタイル上、なかなか難しいと思いますので、せめて「毎日同じ時間に寝て、起きる」ことを心がけてみてください。
それからストレスは溜め込まないように。風俗勤めをしていると、お仕事や人間関係などでなにかとイライラしがちですが、なるべく上手にストレス解消できる趣味などを見つけましょう。音楽鑑賞でもいいし、ゲームなどでもOK。定期的なストレス発散が大事です。
他にはこんな方法があります。
食生活改善でバストアップする
育乳には大豆食品がいいとよく言われます。大豆に含まれるイソフラボンという栄養素は女性ホルモンに似た働きをするのだとか。
イソフラボンを多く含む食品には、納豆や豆腐、枝豆、グリンピースなどがあります。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンを活性化する成分として「ボロン」もおすすめ。ボロンは胸の脂肪「だけ」を増やしてくれるため、大変注目されている成分です。
ボロンを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
・ナッツ系(大豆、アーモンド、ピーナッツetc)
・海藻類(昆布、わかめ、ひじきetc)
・キャベツ、はちみつ、レーズン
また、タンパク質をとるのも有効です。タンパク質は筋肉を育てます。そのため、筋肉に脂肪がついて胸の成長につながるんです。
タンパク質を効率よく摂取するには鶏肉や魚、牛肉は欠かせません。その他、牛乳やヨーグルト、チーズ、バターなども食べるように心がけてみましょう。
ツボ押しでバストアップする
女性のバスト周りには、貧乳改善に効くツボが集中しています。ここを効率よく刺激することで、バストアップが期待できますよ。
バストアップのツボにはこんなものがあります。
壇中(だんちゅう)
左右の乳首を結んだ線の中心あたりにあるツボです。
ここに指を当てて、力をだんだん強めながら3秒間押していき、ゆっくりと力を抜いて指を離します。これを5回繰り返します。
壇中は女性ホルモンの働きを促してくれるツボです。バストアップはもちろん、美肌作りやストレス解消にも効果が期待されます。
天渓(てんけい)
バストの左右両側にあるツボで、乳首と同じ横ラインの高さに位置しています。
親指で左右の乳房を持ち上げるようにしながら、ツボを内側に向かって押していきます。このとき、左右のツボを同時にゆっくり推すのがポイントです。
天渓を刺激すると乳腺を発達し、バストアップが期待できます。
渕腋(えんえき)
脇の下にあるツボ。両乳首から、だいたい10cmぐらい外側に位置しています。
親指を使って、ゆっくりと両側を同時に押していきます。
このツボを押すと血行がよくなり、バストに栄養が行き渡って肌の張りもよくなります。また、背筋を伸ばす効果もあり、姿勢を正しくキープすることでバストの成長を助けます。
乳根(にゅうこん)
乳頭から指2本分ぐらい真下の第五肋骨間にあるツボです。
このツボを指で3秒間押し、ゆっくり離す動作を数回繰り返します。
乳根を刺激と、女性ホルモンの分泌やリンパの流れが良くなります。バストアップが期待できるだけでなく、母乳の出を良くする効果もあります。
就寝時はナイトブラを着用する
育乳にはブラ選びも外せないポイントです。
自分にフィットするサイズを選ぶのはもちろんですが、意外と忘れがちなのが「就寝時のブラ着用」。
寝ているときはバストが前後左右に流れるので、バストが垂れる原因になってしまいます。
バストが垂れると、胸が小さく貧相に見えて、より貧乳が目立ってしまいます。「体が締め付けられるのが苦手」と思うかもしれませんが、バストアップのためには就寝時もナイトブラを着用してバストの形をキープするのがベターです。
また、スポーツはバストが大きな揺れるので、バストが垂れる原因となりがち。運動するときはスポーツブラを着用するように心がけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
繰り返しますが、貧乳は恥ずかしいものではありません。多様性が流行りの昨今、貧乳は個性と言ってもいいと思います。
胸が小さくても、ちゃんとお手入れしたちっぱいなら風俗でむしろセールスポイントになります。つまりは、それだけ「稼げる」ということです。
貧乳にコンプレックスに持っているあなた、それを武器にして風俗で活かすという逆転の発想もありですよ!